照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016-05-19から1日間の記事一覧

意思的で美しい妻オルタンスの姿に〜セザンヌにはこんな絵もあったんだと驚く

『セザンヌ』(メアリー・トンプキンズ・ルイス著・宮崎克己訳・岩波書店・2005年)は、しばしば引用される批評家のよくわからない表現や、思い入れの強さに引っかかりながらも読み終えてみれば、セザンヌの軌跡を丹念に探ったその成果に深く感じ入る。セザン…