照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016-08-16から1日間の記事一覧

曲に導かれて物語の世界をふたたび楽しむ

『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』(村上春樹・文藝春秋・2013年)では、音楽もキーポイントだ。曲に導かれるようにして、読み手もいつの間にかその世界に入り込んでしまう。気づけば、そこは既に映画のワンシーン。灰田文紹(フミアキ)が持ってき…