照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2016-09-01から1日間の記事一覧

小説家は作品に自分のすべてを注ぎこむと改めて感じさせられた本ー『夏の闇』

『夏の闇』を読み終えると、底知れぬ虚無感にくらくらしてきた。若い頃読んだ時は、正直よく分からなかった。でも今回読み直して、意図するところが朧げながらではあるが見えてきた。 柿の種とチャプスイが好物の女と、虚無感を抱え怠惰に身を沈める男が、汗…