照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

2017-01-05から1日間の記事一覧

心に響く「藤原の桜」ー志村ふくみ『色を奏でる』より

志村ふくみさんの『色を奏でる』(ちくま文庫)は、ご自身が一枚の布として織りだされているかのような、とても味わい深い本だ。とりわけ印象深いのが、次の一章だ。 「藤原の桜」(P・116~122)は、大岡信さんの「言葉の力」という文章が教科書にのったことが…