照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

旅・日本

Cafe 皇宮の森〜手作りトコロテンと都農(つの)町のトマトにとりわけ感激

三色の曼珠沙華 カフェ皇宮の森(宮崎市)でのランチ、玄関のドアを開けたら、お出迎えしてくれたのは三色の曼珠沙華たちだ。宮崎を訪ねたのは曼珠沙華真っ盛りのお彼岸の頃であったが、こちらでは、赤に混じってクリーム色(あるいは白)の花が目についた。個人…

美味しいうなぎとユーモラスな絵にお腹も心も満足〜本部うなぎ屋さん(西都市)

伊東マンショの生地・都於郡(宮崎県)を訪ねた後の楽しみは、同じく西都市内にある本部うなぎ屋さんでのランチだ。前回初めて伺った折はうな重だったが、今回は、うなぎをたっぷり食べたかったのでうな重(特)にした。但し、御飯は半分でとお願いしたので、お…

天正遣欧使節・伊東マンショの生地都於郡(トノコオリ)を訪ねて〜宮崎・西都市

昨年2月に宮崎に行った折、西都市出身の友人が、古事記に所縁の場所を案内してくれながら、ついでのように、「伊東マンショもここの出身なのよ」と言った時は全くびっくりしてしまった。私としては、どうして伊東マンショ知ってるのであるが、友人からすれば…

奈良でおすすめの店ー山の辺ファームさんのジャムはすっごく美味しい

山の辺ファームさんのイチジクジャム 奈良・山の辺ファームさんのジャムは、すっごく美味しい。正直言うと、これは想像以上であった。そもそも、旅先でジャムを購入したことなどこれまで一度もなかったのに、これも出合いだなと思う。 八朔ジャムをちょこっ…

閑静なお屋敷街は散歩するには良いけれど住みたいかとなるとちょっと考える

志賀直哉旧宅は、奈良・春日大社近くの閑静な場所にあった。昭和の初めに住んでいたというから、既に100年ほど前になるが、この辺りに漂うゆったりとした雰囲気は、当時もそうであったろうなと感じさせる。 志賀直哉旧宅前 住む周辺の感じって、案外気分に影…

奈良町の素敵なお店ー山の辺ファームさんでジャムを購入

奈良で、ちょっと素敵なお店を見つけた。餅飯殿(もちいどの)センター街から続いて下御門商店街に入ってしばらく行くと、右手に、果物やスコーン、ワッフルなどをほんの少しづつ並べている間口の狭い店があった。 山の辺ファームさん外観 右ガラスケースの中…

楽しみ事は腹八分目くらいがちょうど良いのかもしれない

やや長めの旅がしてみたい、もしくはずっと旅人生活なんていうのも良いかなと憧れがあった。だが、僅か3週間足らずではあるが、実際にやってみると、私には、旅に生きるというのは到底無理だとはっきり分かった。半年か一年どこか外国の街に滞在、あるいは数…

十一面観音を訪ねてー聖林寺(奈良・桜井)

聖林寺 山門 聖林寺 十一面観音 手の部分 (パンフレットより) 聖林寺の十一面観音を拝観してきた。桜井駅からはバスで数分だが、本数が少ないのできっちり調べてゆく。行きは談山神社行きのバスに乗り、帰りは折り返してきたバスで駅まで帰ると、奈良行きの…

伐折羅大将の迫力を感じる新薬師寺

新薬師寺まで、散歩がてら歩いて行く。先日、白毫寺へ行った折に寄ろうとも考えたが、時間はあるからと日を改めることにした。 新薬師寺 本堂 奈良町を抜けてしばらくゆくと、車で来る人のための案内板が大きく立っている。まだ1キロ先か、と思いながら尚も…

千四百年前の瓦がまだ現役ってすごいことだー元興寺

"法隆寺以前に焼かれ、屋根に乗っていた瓦が今も現役で働いています。"(『宮大工と歩く奈良の古寺』小川三夫・P・208)ということで、「行基瓦」を見に元興寺へ行ってみた。 "法隆寺をはじめ、千年を超える建物が残ってきた理由は、大工の技やヒノキの存在が…

中将姫伝説のお寺ー当麻寺周辺は草もちとお蕎麦も美味しい

当麻寺に行ってきた。近鉄当麻寺駅を降りて、お寺への角を曲がろうすると、よもぎもちの看板が目に入った。早速買って口へ入れるなり、ヨモギの香りの高さに驚く。 先日、月ヶ瀬で美味しい草もちに出合い、これはめったにお目にかかれないと感激したばかりな…

奈良の苔寺ー秋篠寺を訪ねる

大和西大寺駅から、歴史の道を通って秋篠寺まで行ってきた。田圃が広がる先に山門が見えてきて、ずいぶん長閑なところにあるとその門をくぐれば、雰囲気がガラッと変わる。だいぶ先まで、美しい苔庭が広がっていた。 秋篠寺 山門 秋篠寺 苔庭 だが、ここはか…

四天王に踏まれる邪気を見にゆくー東大寺・転害門から戒壇堂へ

転害門(東大寺)を目指して歩いてゆくと、通り沿いの建物もなかなか趣がある。門の前に置かれた案内板によると、この通りはかつて京街道と呼ばれ、江戸時代には宿場があったそうだ。私は、転害門を見るのも、この辺りまで来るのも、今回が初めてのため、その…

月ヶ瀬梅林(奈良)で花と団子に満足

バス停に、観梅バスの案内が大きく出ていたのを見て、これは良い機会と月ヶ瀬梅林に行くことにした。奈良市内から、バスで約1時間と近い。この時期は、平日でも臨時の急行バスがでる。また、路線バスなのでPASMOも使える。 混む土日を避けて、朝からよく晴れ…

奈良三大名椿の一つが伝香寺の散り椿

奈良へ着いた翌日(3/8)、伝香寺へいってみれば、椿はちらほら咲き始めたばかりであった。通常、椿は花ごと下に落ちるのだが、ここでは花びらが一枚づつ散る。そこから、散り椿あるいは武士椿(もののふつばき)とも呼ばれているという。 散り椿 石の上に花びら…

ずらりと並んだ石仏に心安らぐ思いー白毫寺(奈良)

白毫寺まで、奈良町から歩いていった。ふうふう言いながら石段の下まで辿り着くと、山門までの風情ある佇まいに、来た甲斐があったと急に元気になる。境内に入ってお参りを済ませると、名高い五色の椿を眺め、次いで「石佛の道」へと進む。 白毫寺への石段 …

飛鳥を歩くー高松塚の壁画に感激

橿原神宮前駅から明日香村内周遊のかめバスに揺られ、まずは「石舞台」に向かった。6世紀後半にこの地で政権を握っていた蘇我馬子の墓ではないかといわれているこの古墳は、想像していたよりずっと可愛らしかった。 石舞台 横から見た石舞台 石舞台内部 ちょ…

「せっかくだから・・・」という考えは捨てることにした

「せっかくだから・・・」、という考えは捨てることにした。せっかくだからあちこち回らなければとか、せっかくだからあれもこれも食べてみなくてはとか、もしくは、せっかくの好意を無にしてはいけないからと、自分が欲しないことでも無理に受け入れてしま…

"鎌倉の名刀を思わせる見事な建築"という言葉に惹かれてー長弓寺(奈良・生駒市)

"鎌倉の名刀を思わせる見事な建築"(P・245)と、『宮大工と歩く奈良の古寺』の著書・小川三夫さんに言わしめる長弓寺って、どんなお寺だろうと出かけてみた。 "訪れる人も少なく、休日もひっそりとしている"とあるが、朝九時半頃に着いてみれば、観光客は私く…

身体が疲れたなと感じたら早め早めのメンテナンスが大事

金曜日は、何もしない日にしようと決めた。休養日にはちょっと早いんじゃないという気もするが、身体は、自分が自覚する以上に疲れている。早めのメンテナンスが大事だ。 奈良にはしばらく滞在するのだから、ゆっくり見て回ろうと思いながらも、つい張り切っ…

吉野葛100%の葛しるこに胃が喜ぶーならまち散策

「ならまち」(元興寺の旧境内を中心とした古い町並み)をじっくり歩くのは初めてだ。奈良市観光協会のホームページに、"江戸時代 の末期から明治時代にかけての町家の面影を今に伝える"とあるが、まさにその通りで風情がある。 薬屋さん 食べ物屋さん 通常、…

"センス抜群の名建築十輪院"ー小川三夫さんの本を頼りに奈良を歩く

十輪院 今回は、『古寺巡礼』(和辻哲郎著・岩波文庫)に加え、『宮大工と歩く奈良の古寺』(小川三夫著・文春新書)を携えて来た。道具もあまりない古い時代、棟梁たちは、建て方にどのような工夫を凝らしたのか、この本を手引きに、その知恵を見て回りたいと思…

こうなったらいいなと心の中に描いた夢は、時宜を得たらきっと叶う

昨日から奈良に来ている。リフォームが済むまでの間、滞在する予定だ。最初は、自宅近くのマンスリーマンションを考えていたのだが、大きな荷物が無ければ東京にいる必要はない。それならこの際、奈良に行こうかとなった。 実はだいぶ前から、退職したら、1…

旅の魅力は心躍る風景に出会えること

"そこがどのような場所であれ、はじめての土地を通過するときほど心躍るものはない。"(『周平独言』藤沢周平・中公文庫・P・295) "何かを見に行く旅、つまり観光旅行は、見なければ損だという気持ちになる。眼を皿のようにして、あちこちと駈けまわる。・・…

カーナビも母ちゃんナビも肝心なところで役に立たなかった

香川うどん旅から帰って、次男の独り言。 カーナビも母ちゃんナビも、およそ肝心なところで役に立たない。 ナビは、畑の真ん中や、全く関係のない所で、「目的地周辺になりましたので案内を終了します」といきなり案内を止めてしまって、こちらを慌てさせる…

明石海峡大橋を渡って姫路城へ

姫路城 旅の最終日(10/27)は、姫路へ向かう。淡路島のサービスエリアでちょっと休憩。徳島のホテルを出たのが6時半だから、まったく寄る必要はないのだが、次男はちょこちょこ寄りが好きだ。昨日徳島へ向かう際も、サービスエリアで伊吹島産の煮干しいりこ…

徳島で身も心もリフレッシュー良い旅だ!

徳島へ向かう高速道路を走っていると、自分がまるで映像のワンシーンに入り込んでしまったかのような錯覚に陥る。日付も曜日も場所すらも、遥か彼方へふっ飛んで、ただ、私はここにいると感じる。 左手に時々現れる海に右手の山なみは、いかにも日本の風景そ…

香川うどん巡りー田村とがもううどん

田村 右手が店 店外外観 かけうどん小田村でも、かけうどん小(200円)を頂く。ここでも私は、湯通して汁少なめにする。次男は冷たいままだ。うどんのこの微妙な温度差が、やはり出汁の風味に違いをもたらす。温めた方が、出汁の香りが昇る。なかむらうどんに…

香川うどん巡りーよしやとなかむらうどん

旅3日目(10/26日)のうどん巡りは、丸亀のよしやからだ。昨年予定外に訪れ、麺の美味しさに大感激した店だ。かけうどん小(210円)で、汁は次男が冷たいのを、私がぬるいのを注文する。 よしやのかけうどん小 丼を受け取ると私は、ネギとショウガをのせる。次男…

屋島でミステリーゾーンと源平合戦の古戦場跡を眺め、夕食はれんげ料理店で

うどんを三杯食べ終えたところで、本日(10/25)のミッション終了。宿泊地の高松へ向かい、源平合戦の屋島の戦いの舞台となった古戦場跡を見ることにする。また、ここ屋島ドライブウェイには、上っているのに下っているように錯覚するというミステリーゾーンも…