旅・日本
日の出製麺所は、11時半頃から1時間のみの営業だ。みよしうどんから直行すると、だいぶ待つことになるので、琴平の丸尾酒造を見学してから向かったのだが、既に結構な行列だ。といっても、並んでいる間に注文を聞きにきてくれるので、席が空いたらすぐ食べら…
みよしうどん 道路の右側の屋根がお店 道路を挟んで目の前にある高薬師 棚上段に並ぶ手作り丼 店内 右が入り口 左が厨房 棚左下には寝かせてあるうどん みよしうどんのドアを開けると、メルヘンの世界へようこそという感じで、店内がなんとも可愛らしい。森…
旅の2日目、いよいようどん巡りだ。まずは朝8時から営業している観音寺市の「上戸」へ向かう。国道11号線沿い、JR予讃線箕浦駅の側と、分かりやすい場所にあって目の前は瀬戸内海だ。丸亀から高速道路利用で30分ほどで到着する。高速道路は、「四国乗り放題…
琴平・丸尾酒造の銘酒 悦凱陣 燕石 関空から一路四国へ向かう前に、神戸に立ちよることにした。南京町で、次男が北京ダック、私が胡麻団子、次いで、小ぶりの豚まんを食べ歩きをする。平日にも関わらず観光客も多い。道路標識の地名を見ながら当時の映像が蘇…
今回は、成田から関空まで春秋航空、関空からレンタカーで四国入りという予定だ。12時出発なので、余裕だろうと東京駅10時発のバスに乗車する。これがちょっとドキドキものであった。 以前成田からスクート航空を利用した時は、第二ターミナルだったので、約…
旅 1 美しい絵葉書に書くことがない私はいま ここにいる 冷たいコーヒーがおいしい苺のはいった菓子がおいしい町を流れる河の名は何だったろうあんなにゆるやかに ここにいま 私はいるほんとうにここにいるからここにいるような気がしないだけ 記憶の中でな…
ここ数ヶ月は、本にとり憑かれたように、僅かの時間も惜しんでページを開いていたが、旅先ではちっとも読む暇がなかった。2冊では少ないかなと思ったものの、行きの飛行機の中で多少読んだっきりであった。 眼が、文字よりは風景にとらわれてしまって、線路…
津和野城跡見学を終えてリフト乗り場へ戻る頃には、天気もすっかり回復したが、本日はこれにて観光終了。 平日ということもあってか、観光客自体少なめだが、宿泊する人はもっと少ない感じだ。夕食に出かけた折お店の方に伺ってみると、今は出雲方面が人気と…
津和野川の向こうに森鴎外記念館(右端) 森鴎外記念館前 後方の山頂に津和野城跡 ずいぶん立派な森鴎外記念館は、街の中心からやや離れた場所にあった。月曜日はお休みと、お蕎麦さんのご主人から聞いていたが、どの辺りに住んでいたのだろうと足を伸ばしてみ…
益田から津和野までは、ローカル線で40分ほどだ。下車する人もまばらで、駅前もひっそりしている。観光案内所で、街の案内図と食のおもてなしガイドマップをもらってから、駅通りの農家レストラン「チシャの木」で昼食にする。 十割そばを注文。手作りこんに…
二日目は、東萩から益田まで約1時間15分ローカル線の旅だ。時々現れる日本海に慌ててスマホを取り出すも、なかなかタイミングが難しい。 益田駅から徒歩15分弱でグラントワ(島根県芸術文化センター)に到着、原田直次郎展へ。ちょっと思惑が外れたのは、『騎…
宇部山口空港から、予約しておいた乗合タクシーで東萩へ到着。所要時間は約1時間15分で、料金は3600円。空港から新山口まで出て、そこから萩までバスでゆくよりは少し高いが、時間の節約になるし、萩市内の希望する場所で下車できるのがメリットだ。 萩石見…
"私は旅が好きではないらしい。・・・やっとの思いで目的の土地に到着しても得るところは、せいぜい景色くらいのものである。・・・私はこれほどの苦労をして得た代償だと思うから一生懸命眼を見張って、何か意味はないであろうか、我々の人生に益する参考に…
"阿波のよさは、ひょっとすると脇町に尽きるのではないかとかねがね思ってきたが、来たのははじめてである。"(司馬遼太郎・『街道をゆく32 阿波紀行、紀ノ川流域』・朝日新聞社)、そんなに素晴らしい町だったのかと、ページを繰った途端、目に飛び込んできた…
一期一会って、良い言葉だなと思う。それは人だけでなく、風景でも風でも、花の香りでも、その時々に自分が出合う全てに当てはまる。自分にとっての今は一度だけ。昨日と同じように思えても、陽の光も違えば風も違う。全く同じということはない。だからこそ…
宮崎駅前で、酒泉の杜行きのバスを待つ間、ベンチで隣り合わせになった高齢の方と言葉を交わした時だ。「宮崎はガランとしてるでしょ」と言われる。友人の「宮崎は何もないのよ」が、重なる。確かに人は少ないが、人口比からすれば当然だ。「でも、宮崎は人…
楠に蘭 街路樹も風流なり県庁前 楠並木 駅前 高千穂通り 楠並木宮崎4日目は、県庁見学から始まった。宮崎駅前から高千穂通りへ続く楠並木もいい感じだが、県庁前の楠並木も風情がある。宮崎は楠が多いのか、これ以外にも、至るところで目にする。宮崎県庁 正…
食事の後は、西都原考古博物館だ。友人が気を利かしてくれて、前回とは別の道から行く。ポコポコと小山になっている古墳の間を進んで行くと、小山の回りは畑になっていて、たくさんの大根が植わっていた。古代の遺跡とはいえ、ずいぶん生活と密着しているの…
左が薬師如来 右が本尊の大日如来左が阿弥陀如来 右が釈迦如来左が宝生如来 右が薬師如来宮崎3日目は、友人の案内で西都市へ。日向国分寺跡の一画には、木喰五智館があり、木喰上人の手による大きな仏像(楠の寄木造り)が五体ある。ここ日向国分寺は、江戸時…
綾・酒泉の杜ヘ行こうと宮崎駅前のバスまで行くと、乗り場には行列が伸びていて驚く。酒泉の杜ってそんなに人気なのと思いきや、オリックスのキャンプ目当ての人たちであった。キャンプが行なわれるこの時期はホテルも満杯らしく、友人からも、よく取れたね…
飫肥駅飫肥駅で降りたのは、3人だった。ワンマンカーの電車は、バスのように整理券を取って車内で精算する方式だが、飫肥駅には駅員さんがいて、切符を手渡した。帰りの切符を購入して、時間を調べてから歩きだす。飫肥城址までは、15分くらいだ。風が冷たく…
宮崎空港から10時20分発の電車に乗車予定だが、まだ時間がだいぶあるため、空港内のカフェで、人気No. 1というガンジスカレーを食べる。カレーを食べるのは、思えば2年ぶりくらいだ。カレーの味を思い出すように、じっくり味わって頂く。空港隣の宮崎空港駅…
人生の終盤を意識するようになって、心も身体も元気でいられる暮らし方へ、気持ちがどんどん動いてゆく。これまで十分働いてきた。そろそろ休んでもいいかなと思う。ギリギリまで会社にいるよりも、心身共に気力があるうちに、時間にとらわれない旅もしたい…
ポストカード夢殿から隣の中宮寺へ回る。本当にこの菩薩半跏像(伝如意輪観音)は、いいお顔をしていらっしゃる。京都・広隆寺の弥勒菩薩半跏像と並んで好きな仏像だ。ポストカードここで求めたポストカードを職場の机に飾って、心がざわつく時などそっと眺め…
法隆寺駅から、法隆寺前までバスに乗って行ったが、バスを降りて南大門へ行くまでに、来て良かったという思いが広がる。まったく現金なもので、東大寺はどうしたと、自分にツッコミを入れたくなるほど、入り口にもたどり着かないうちから浮かれている。法隆寺…
東大寺 大仏殿(金堂) 右側三月堂(法華堂)不空羂索観音 パンフレットより土曜日の奈良の天気は、午後から雨ということなので、先ずは、東大寺・三月堂(法華堂)の不空羂索観音の拝観を目指す。日光・月光菩薩と共に、なかなか見応えのある観音様だ。しっかり目…
興福寺 南円堂興福寺 五重塔奈良では先ず、興福寺・国宝館へ阿修羅像に会いに行く。憂いを含んだ優しい顔、すらりと伸びた華奢な手足、闘いの神というが、その表情からはむしろ祈りを感じる。見てきたばかりの、三十三間堂の阿修羅像ともだいぶ異なる。この…
休みの日、京都の智積院へ行ってきた。真言宗智山派の総本山であるこのお寺については、熱心な真言宗の信徒である母からたびたび聞いていたものの、その頃は、正直まったく関心がなかった。しかし母が亡くなってから、長谷川等伯の障壁画への興味も手伝って…
先日、ニューヨーク・タイムズに、”体験に対してお金を使うことは、ありふれた物を買うよりも満足度が長く続く”という研究者の記事が掲載されたそうだ。(lifehacker jpより体験にお金を使う派を明言している私には、やはりという思いがあって、後押しをされ…
生垣のアケビ生垣のアケビ日曜日の朝、沢山のアケビを見つけて嬉しくなってしまう。でも、赤紫の実は、このまま朽ちてしまうのだろうか。ちょっと惜しい気もして、写真に収めさせて頂く。小ぶりのミカン温州みかんお次は、ミカンだ。温州みかんはよく見かけ…