照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

記憶に残る出会い

言葉の力を初めて感じた日〜卒論の思い出

秋期入学の私は、その年、秋の卒業を目指していた。卒論指導日に持参した原稿を先生に渡して、後日改めて指導を受けることになっていた。 仕事を終えてから大学に向かい、教室の外でゼミが終わるのを待っていた。面談の開口一番、「これには論がありません。…