照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

旅と絵についてのブログ始めました。

旅に出るのはこれが最後かなと思った時、どこにしようかじっくり検討した結果ウイーンに決めた。美術史美術館で、ピーター・ブリューゲルの『農民の婚礼』をぜひとも見たいと思った。

大学の 通信教育課程で学んでいた時、ライティングの授業で、この絵をテーマに小論文を書くという課題がでた。「花婿は誰か」を、ブリューゲル研究者たちの著書を読み、画集を広げて自分なりに考え、毎週頂くプリントも引用しながら拙い英語で書くのは少々荷が重かった。

夜間スクーリングの最終日に提出してほっとした後も、ブリューゲルがしばらく頭の中に渦巻いていた。この絵を、特に花嫁の顔を、いつか自分の目で確かめてみたいと思い続けていた。 それが10年近く経ってようやく機会を得た。そしてそれは最後ではなく、欧米の美術館巡りの始まりとなった。

次回以降、ピーター・ブリューゲルの絵を手始めに、さまざまな画家の絵や街の思い出、人との出会いを記憶を辿りながら書き綴っていきたいと思っている。