照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

配色の巧みさに惹かれて〜フェルメール マウリッツハイス美術館 オランダ

デン・ハーグマウリッツハイス美術館にあるヨハネス・フェルメール真珠の耳飾りの少女』は、『牛乳を注ぐ女』(アムステルダム国立美術館)と並んで大好きな作品だ。

なぜ魅かれるのだろう、と少女のターバンを眺めながら考えていた。色だ。フェルメールブルーと呼ばれるラピスラズリの青と白い襟、耳元には真珠が輝いている。また、牛乳を注ぐメイドが身にまとっているのも青、黄色の上衣と白い頭巾を配した見事な色使いに目を奪われる。フェルメールの作品でも、全てが好みという訳ではない。ぼんやりした印象の絵には、あまり魅かれない。

私が好む絵は大概、色がポイントだ。例えばゴッホ『アルルの黄色い家』(ゴッホ美術館』)や、オディロン・ルドン『長首花瓶の野の花』(オルセー美術館)も、その配色に先ず目がいく。その色が醸し出す全体の雰囲気が、私を絵の中へ導く。

余韻を胸に駅へと向かう間も、途切れることのない人波に、さすがイースターどこもかしこも人でいっぱいと感心する。アムステルダム中央駅までは一時間。本日も素晴らしき一日なり。