照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

カヌレ・ド・ボルドー〜ロンドンのポールでその美味しさにびっくり!

サウスケンジントン駅前のポールへは、ほぼ毎日立ち寄った。フランスのパン屋さんのチェーン店であるここには、カヌレがあった。初めての日、試しに買ったカヌレが美味しく、朝食用に持ち帰った。外はカリッと、中はカスタードクリームのような柔らかな食感に、これがカヌレと感激していた。翌朝、カリッとした感じはやや欠けたが、十分味わえた。

日本に帰ってから、ポールを手始めにあちこちのカヌレ自慢の店を訪ねたが、思っていた味ではなかった。材料が同じでも、温度や湿度が違うと難しいのかなと思っていた。それがあるレストランで、後後に頂いたカヌレは、ロンドンのポール以上であった。住まいに近いパン屋さんでも、レベルの高いカヌレに出会った。その店のパン職人さんのプログで、カヌレの型について触れた記事を読んだ。「フランスから帰国する折、高価ではあったが手作りのカヌレ型を購入してきた・・・」というくだりに、型の問題ではないだろうかと推測した。

土曜の朝、カヌレが美味しいパン屋さんの前を通ると、開店二時間以上も前から並んでいる人がいて驚く。行列がないと思うと、お休みだったりする。もう一度味を確かめてみたいが、寒空をものともせずに並ぶ人を見て、多分無理だと思っている。散歩の足を停めてその列に連なるには、なぜかためらいがある。

その後パリに行った折も、カヌレを求めて下調べした店を訪ねたが、予想がはずれてちょっと残念であった。ボルドーへ行けば、私の好みのカヌレ・ド・ボルドーに出会えるのだろうか。

今後の課題でもあるが、今暫くは絵画行脚を続けるだろう。
さあ、次はどんな街でどんな一枚に会えるだろう。どんな味が待っているだろう。