照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

パリ二日目〜ロダン美術館からギメ美術館へ 収集品の選択眼にさすがと唸る

翌朝一番に、ロダン美術館を訪ねた。日頃彫刻に馴染んでいなかったが、カミーユの人生を想いながらその作品を見ていると、感慨深い思いがした。

その後、ギメ美術館へ向かった。ここには、東洋の仏像から器まで、さまざまな美術品が数多く収められている。一階に展示されている仏像を順に回っていくと、国毎の特色がよくわかる。仏像は、それぞれの国の人物像を反映しているのか、顔の作りが皆違う。当然だが、面白く感じられた。

上の階でも国別、展示物別に部屋が分かれているが、さほど気にすることなく流れるように進んでいく。すると雰囲気が変わって、初めて国が違うと認識する。その微妙な違いに、シルクロードから日本までの道のりを思う。意識的に見れば国の違いは歴然としているのだが、展示の仕方が上手いのか、特色を際立たせる事なく、気づいたら別の国という感じである。

日本の展示物も素晴らしく、楽焼茶碗が殊によかった。また、韓国の白磁青磁、粉青沙器の素晴らしさに目を見張った。韓国・ソウルの国立博物館へ、それらを見に行った時の感激が蘇ってくる。とりわけ粉青沙器の独特な色合に魅かれる。このように質の高い器が展示されているとは、思いがけない出会いに嬉しくなる。

改めてヨーロッパの底力を感じさせられた。資金力もさることながら、眼力もある。凄い美術館だ。パリには、ルーブルやオルセーだけではないと感嘆する。他にも優れた美術館はたくさんあるが、とても回れない。明日はアイルランド・ダブリンだ。