照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

いざダブリンへ〜パリの空港で電子辞書とホカロンが手荷物検査に引っかかる

朝、オペラ座前から出るバスに乗って、空港へ向かう。ダブリン行きは手荷物検査が厳重で、ホカロンと電子辞書が引っかかる。そのため、ボストンバックの中身全て、ほんの小さな包みまで隈なく調べられる。当然ながら怪しい物はなく、再度荷作りとなる。

私の旅荷物は、機内持ち込みのボストンバックとハンドバッグだけである。ボストンの総重量は8キロ以内に抑え、電車内でも膝に乗せられるような大きさだ。毎日の洗濯を前提として、持ち物は最小限にしている。ガイドブックは持たなくても、替えの靴とスカート、数冊の文庫本は必需品だ。おしゃれに街歩きしたいと厳選した衣類を、工夫しながら圧縮袋に詰め込むのは、体力仕事となる。お土産のスペースも必要だ。

ウンザリしながら詰め直して、登場口に向かう。更にバスで遠くの駐機場へ移動すると、可愛い飛行機が待っていた。何の因果か昨年のプラハ同様、リュックサック姿の高校生集団と一緒だ。今回は引率の教師もいる。EU内とはいえ、隣国へ遠足か。

 

隣の男子は、出発直前まで着席もせずおしゃべりに余念がない。端の私も座れない。座るよう促すと、真ん中の席と代わってくれという。2時間の我慢と移るが、前後左右男女共に凄まじくにぎやかで、お菓子を回すのも大声だ。結局どの席でも、変わらない。若者たちは、機内で出された軽食もジュースもしっかり取って、エネルギー補充を怠らない。やかましさは、更にパワーアップする。

ようやく到着したダブリンで、高校生集団と別れ入国審査に向かう。EU以外の窓口は、私一人であった。それにも関わらず、幾重にも長く張られたロープをうねうねと歩いて行く。スタンプを押してもらって外へ出ると、市内行きのバスに乗ってほっと一息つく。今日一日の、大仕事を成し遂げたような気分である。