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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

バンコク アクト 日本人ご夫妻の店

グルメ
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アクトの看板
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右上はタマリンド の実   右下は種
 
コンビニで、タマリンドという木の実のお菓子を見つけて買ってみた。甘酸っぱくて、中には小石のように堅い黒い種がある。ジャックが登った豆の木には、このように大きなサヤの豆がぶら下がっていたのではないかと想像をさそう実だ。但しタマリンドはつる科の植物ではなく、大木で葉はネムノキに似ている。散歩しているとよく見かける。
 
タマリンドの実が食べられると知り、早速インターネットで調べてみると、このジャムをバナナチップスに挟んだ製品が有るという。お土産として人気で今ではどこにもあるというが、私は知らなかった。中でも、アクトという日本人ご夫妻が経営する店で取り扱っている品を絶賛する声が多い。BTSのプロンポン駅から徒歩で10分余りというので行ってみた。ちなみに、住宅街だけを回るシーローというタクシーのような乗り物もある。アクトと伝えると、連れて行ってくれるそうだ。
 
元旦のみ休業で8時から6時まで364日営業というこの店には、折良くご夫妻がいらした。年末年始の休みで従業員は田舎へ帰っているという。扱っている商品を試食させて頂くと、どれも魅力的だ。タマリンドジャムをサンドしたバナナチップスは、もともと地方のお菓子屋さんが考案したそうだ。この店で取り扱って人気が出て以降、今ではいろいろな所で作られているという。
 
チェンライ産マーハーチャノックという希少品種のドライマンゴーや、クラビー産カシューナッツもバナナチップスと合わせて購入する。ドリアンチップスも美味しいが、荷物が多くなりすぎるのでやめておく。扱う商品は、ご夫妻が吟味して選らんでいるのが伝わってくる。言ってみれば、フェアトレードといった感じの商売のやり方で好感がもてる。
 
20年前、ご主人が自動車関係の会社に勤めていた頃、駐在員としてタイに赴任したそうだ。その頃はタイに関する情報も少なく、どんな所かと思ったが、住んでみてとても気に入ってしまったという。そして定年後も日本に帰らずご夫妻でアクトを始められ、現在に至っているとの事。日本には年一度帰るけど、向こうは寒くてねと奥様が笑う。静岡と聞いて、東京の方がもっと寒いですよと私も笑う。温かさが伝わってくるほのぼのとしたお二人で、私もついいろいろお聞きしてしまう。
 
全く目的もないまま訪れたバンコクであったが、しみじみ来て良かったと思った。今回は、偶然手にした一袋のお菓子がきっかけでこの店に辿り着いた。出会いはこのように予期せずして訪れる。旅するって素敵だ。