うるう秒の調整?〜なになにうるう秒って、そんなのもあるんだと豆知識
先日、何気にラジオを聞いていると、うるう秒の話をしていた。うるう年は知っているが、1秒単位でも調整しているとは知らなかった。
今年の7月1日に、3年ぶりとなる調整が行われるそうだ。1972年から数えて26回目の調整になるという。つまりこの間で、既に26秒遅くなっている。人の寿命から測れば大した差ではないような気がするが、億単位での地球の歴史から考えると興味深い。
地球は一日を24時間かけて回っているものとばかり思い込んでいたが、二億年前は、何と23時間だったという。ちなみに、億単位で時代を遡ればもっと少なくなる。
自転速度は、地球全体の気圧配置によってもぶれるが、月の引力による潮の満ち引きが自転にブレーキをかける大きな要因になっているそうだ。速度は今後も僅かずつゆっくりになってゆくという。
時間が足らないと言っている人が、タイムカプセルで数億年先に行ったとしたら、満足するだろうか。地球がこの先どれくらい続くのか解らないが、あると仮定したら、その時、世界はどうなっているだろう。自分が生きている間には全く関係のない事だが、考えると楽しくなってくる。
それにしても、最新の説では、人類が誕生してまだ700万年という。地球の歴史からすれば、ほんの僅かだと改めて驚く。それなのに、人類が、地球上の生態系を破壊し続けていていいものだろうか、とふと思う。それとも、人類が誕生した時点で、それが必然になってしまったのだろうか。うるう秒という耳慣れない言葉から、想いは巡る。