照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

歌うのも聴くのも音楽は素敵だ

ボイストレーニングを始めて半年、自分はこれほど歌うことが好きであったかと今さらながら驚く。いまや歌のために声を出す楽しさが、日常になってきている。会社でも同僚に、ミュージカル仕立てで挨拶したり、話しかけたりしたところだいぶ受けて面白がってもらえた。「母の遺言で人前では歌いません」と言っていた事など、すっかり忘れてしまっていた。

歌うのも楽しいが、ボイストレーニングで、自分の身体の状態、ちょっとした変化を察知する習慣がついたことは何よりの収穫だ。「発声練習をする時、自分の身体の内部に目を向けてみて下さい」と言われ、改めて身体の仕組みを思い浮かべてみる。間違った筋肉の使い方を指摘されても、直ぐ改善するのはなかなか難しいが、身体の内部の働きを意識することの大切さは良く解る。ボイストレーニングとは関係ないが、実際に、そのようなセミナーを受けている人がいることを思い出した。

また、小林先生が、空手の先生に歌のレッスンで声の出し方の指導をしたところ、これは空手と同じですと言われたそうだ。だが、実際声を出す段になると、これまでの声の出し方の癖が出てしまって難しいらしい。日頃から呼吸を意識している人でも、長年の癖を治すのは大変だ。

昨夜は、ボイストレーニングでお世話になっている小林明子先生のライブが、六本木のサテンドールであった。クラッシック畑の先生にとっては、ジャズからボサノバまで、初挑戦とのことだが素晴らしかった。この頃はコンサートへも足が遠のいていた私だが、ライブはやはりいいなと、うっとりと聴いていた。明日がお休みなら、次のステージも聴きたい思いだが断念して帰る。

聴くのも歌うのも、音楽はどちらも素敵だ。日頃の疲れも吹っ飛んで、また頑張ろうと元気が湧いてくる。