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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ピンチョの丘からスペイン階段へ

2015・4月ローマ・フィレンツェ
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教会前の広場 オベリスク
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サン・ピエトロ大聖堂を望む

教会を出ると、ピンチョの丘に登ってみた。サン・ピエトロ大聖堂を遠くに望めるビューポイントだ。景観に配慮して建造物の規制をしているのだろうが、近代的なビルがないのがいい。


それにひきかえ、京都は、なぜ景観を損ねる物を建ててしまったのだろうと、ふと思う。ローマを見習っていたら、観光地としての価値が、今以上に上がったに違いない。人は、そこにしかない物に魅せられてやってくるのにと残念な気がする。

そんなことを考えながら歩いて行くと、急に賑やかになってきた。見下ろすと、スペイン広場であった。スペイン階段では、大きなつつじの鉢植えがたくさん置かれている。その間に座って、皆さん熱心にシャッターを切る。ここだけでなく、階段があるところではどこでも、皆座っている。

朗々と歌い上げている声に引かれ、そちらへ行ってみると、なんとマイクを持っていた。少し興醒めで、すぐその場を離れ、人の流れについて行く。すると、名だたるブランド店が、左右に軒を連ねている。ウインドウのドレスに、自分が纏った様子をイメージしてみるが、果たして着る機会があるだろうかと、想いは急速に萎む。ドレスは、ある程度のボリュームとメリハリがある体型でこそ引き立つ。

通りをそのまま行くうちに、途中で人が途絶える。私はそのままテヴェレ河まで行き、河沿いにトラステヴェレまで歩くつもりだ。

サンタンジェロ城のところで、サンタンジェロ橋を渡ると、橋の真ん中で絵を描いている子どもがいた。見ていると、側の女性が日本語で指導している。思わず声をかけてみたら、ローマ日本人学校の先生で、今日は(4/24)、全校生徒で写生に来ておりますとのことだ。

指導を受ける生徒さんも、言葉遣いが非常に丁寧で、かつ礼儀正しく、日本国内の小学生とつい比べてしまった。むしろ海外にいるからこそ、言葉が崩れないのかもしれない。いずれにせよ、きちんととした言葉遣いは、耳に心地よいものだ。上手く仕上がればいいと思いながら、橋を後にする。

*現在パリ・ターミナル1・
Icare Loungeにて
パリは、ただいま18:45分まだまだ明るく陽が射している。21:10発の便で帰国予定