照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

フィレンツェ トスカーナ料理

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野菜のスフォルマート
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ほうれん草とリコッタチーズのニュディ
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地ビール?
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山盛りのパン 



フィレンツェ・サンタ・マリア・ノッヴェラ駅に昼12時過ぎに到着。すぐ近くのホテルにチェックインすると、部屋に荷物を置いてサンタ・マリア・デル・カルミネ教会へ向かう。予約なしだったが、30分程待って入場できた。マザッチョのフレスコ画を見てから、通りがかりに見つけたトラットリア・ジョバンニに入ってみた。

野菜盛り合わせのつもりで前菜をオーダーすると、おまんじゅうのような物が運ばれてきた。じゃがいもの味がするのだが、何だか解らない。後でレシートを見ながら検索すると、野菜のスフォルマートと判明、型に入れてオーブンで焼く料理らしい。イタリアンに馴染みのない私には初めての料理だが、好みの味だ。美味しい。

パスタは何があるかとの問いに、メニューを順に説明してくれた。ほうれん草と聞こえたので頼んだのがニュディだ。これも初めての味で、口に入れるなりほうれん草のお団子かと思った。調べてみると、ほうれん草とリコッタチーズのラビオリの具を、包まずにそのまま食べる。だからニュディ(ヌード)という名前らしい。バターとセージのソースが定番のようだ。これに更にたっぷり粉チーズを振りかけて頂く。これも美味しい。見た目より量はたっぷりある。

デザートは止めて、後でジェラートを食べることにする。イタリア入りしてから、まだ一度もジェラートを口にしていない。この機会を逃したら、チャンスはない。何しろ明日は、緑のリゾットを食べに行くつもりだ。

偶然入った店で、メニューが解らないながらも見当つけてオーダーしてみるのも、スリルがあって楽しい。今回はどちらも初めての料理だったが、結果として満足だ。味付けも量もまずまずであった。しかし、パンはどうしてこんなにどっさりあるのだろう。それにローマのパンと違って、何の味もしなかったが、日本での御飯のような感覚なのだろうか。塩味が濃い場合には、口直しに丁度いいのかもしれない。だが、今のところ塩気は丁度いい。ともあれ、毎日の食事が楽しみだ。