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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

旅先のひとりご飯問題

2015・4月ローマ・フィレンツェ
一人旅したいけれど、ひとりご飯はちょっと苦手という方もいらっしゃると思う。そんな時は、パン屋さんやスーパーマーケットなどで買ってきた物を、部屋で食べるといい。

宿泊したホテルが朝食付きの場合、私は朝しっかり食べる。もともと、1日の食事の比重が、朝、昼が多く、夜軽めだ。休日などは、夜抜きの2食のため、旅先でも2食が基本になる。

朝食が付いてない場合は、カフェに行ったり、屋台に行ったり、前日に買ってきた物を部屋で食べたりと、その時々による。だが、大概は朝食付きのホテルに泊まるので、ホテルで食べることが多い。

ホテルでは、6時半くらいのオープンした直後、空いている時間に行ってゆっくり頂く。朝たくさん食べるといっても私の場合、他の人と比べれば量は少なめだ。そのため、滞在している間は、毎回違う物を試すようにしている。外国の方は、体格に見合った食べっぷりで、皆さん本当によく召し上がっている。

一人でレストランへ入るのは、ホテルの食堂で一人で食べるのと、基本は変わらない。レストランの方が、食事時間が長いだけだ。多分その間が手持ち無沙汰になって、一人でははちょっとと、ためらってしまうのだと思う。

レストランでは、オーダーすると先に飲み物が運ばれてくる。私は食事が運ばれてくるまで、ビールやワインを飲みながら、じっくりとしかしさりげなく、内装や店の人、周りの人たちを観察している。不躾にジロジロ見たりはしない。

今回のイタリアでは、スパゲッティを食べながら合間にパンを食べる様子などを見ていて、自分にはない習慣でやや驚いた。メインがくるまでに、たいていの日本人なら、それだけでお腹が一杯になってしまうだろう。仕事中に山盛り食べて、眠くなったりしないのかと、まったく余計なお世話なことも考えてしまった。

ヨーロッパ旅行が珍しい頃、ある作家のイタリアからフランスの旅行記を読んだことがある。イタリアで、タクシーの運転手さんが、白いご飯にたっぷりのオリーブオイルをかけて食べているのを見て、こちらの運転手さんは、慎ましい食事をすると思ったそうだ。ところが、その後から運ばれてきたメインの料理を見て、その量にびっくり、先ほどの感想を撤回したという。

私もあるレストランで、地元の人たち数人が囲んだテーブルを見ながら、こちらの人たちはさすがに良く食べると、本のエピソードを思い出していた。また、自分たちのおしゃべりに夢中で、他の人たちのことなど誰一人気にもしていない。また、近くのオフィスで働いているのか、スーツ姿で一人で来ている人もいる。

異国でひとりご飯だからといって、特別につまらないこともない。人々の様子を眺めているのは、いつでも何処でもなかなかに楽しい。旅先ではせっかくだから、勇気を出して、レストランにも行くことをお勧めしたい。そこにはまた、日本とは別の世界がある。