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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

古代ローマの遺跡に広がる空想 フォロ・ロマーノ

2015・4月ローマ・フィレンツェ
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アントニヌスとファウスティーナの神殿。階段と円柱が141年に建てられた神殿跡で、後の教会は中世に建てられた。

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ヴェスタの神殿を守るヴェスタの巫女の家。その上方、左側の木々のある辺りが、ファルネーゼ庭園。そこからは、フォロ・ロマーノが一望でき、更にその向こうにそびえ立つlヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂までも見ることができる。

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庭園側から望むフォロ・ロマーノ。中央奥の白い建物がヴィットリオ・エマヌエーレ2世記念堂。左側の建物には、1471年に創設された世界最古のカピトリーニ美術館がある。3階のタプラリウムからの景色も素晴らしい。

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タプラリウムから望むフォロ・ロマーノ

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あちこちで見かける藤の花。ヴェスタの巫女の家にもたくさん咲いていた。古代の赤茶けた建物には、淡い藤の優しさがよく合っている。

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中央左、大理石の三本柱は、カストルとボロックスの神殿、その後が火の神ヴェスタの神殿。こここは、火とかまどの神ヴェスタに捧げるために建てられた。

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フォロ・ロマーノはローマ市民の広場という意味で、古代ローマの政治・宗教の中心地。列を成す観光客を眺めていると、現代は観光の中心地として、今尚その圧倒的な存在感を誇っているように思えてくる。

何もかもが巨大で、古代ローマの建築技術に驚嘆しながら、それぞれの神殿のかつての姿を想像してみる。三本の柱は、巨人の足のようにも見えて、 フォロ・ロマーノ全体を見守っているかのように思える。足元を、蟻の行列のように歩く人間を見ている巨人は、どれほど大きいのだろうと、ありもしないその姿を追ってみる。次々と、まったく関係のないことが浮かんでくるが、これは巨人ではなく、神殿跡なのだと空想に釘をさす。

入場券は、コロッセオフォロ・ロマーノ、パラティーノの丘が共通となっている。コロッセオだけ見学のつもりが、そこから見た風景に惹かれフォロ・ロマーノへと足を運んだが、実に素晴らしい所であった。先達となるはずのガイドブックもろくに読まない私は、あわや山門だけを見て帰るところであった。

それにしても、写真は一瞬で一月前に時間を巻き戻してくれる。下手な写真だが、パチパチ撮ってきたおかげで、二度目の美味しさを味わっている。これからは、もう少し写し方に工夫を凝らすべきだと、下手も極まれりの我が腕を反省している。