照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

孤独遺伝子の持ち主同士が旅すればその①

以前、自分は孤独遺伝子の持ち主かもしれないと書いた事がある。その時は、父もまたそうらしいと、自分と父にしか思いが至らなかった。しかしよく考えてみれば、子もまた、孤独遺伝子の持ち主に違いない。三代揃ってしまったと勝手に解釈し、面白がっている。

私は現在、次男と暮らしているが、まるでシェアハウスの住人の如く、それぞれの生活には立ち入らない。生活全般に渡って、お互いまったく不干渉だ。だが時には、次男と一緒にグラスを傾け、手料理のご相伴に与ることもある。美味しい物好きの次男は、味付けも上手だ。ビールのチョイスも良い。

そんな次男と、ハワイへ旅することになった。3年前の事だ。長男の結婚式に出席するためだが、思いがけずも、新郎新婦からのご招待旅行であった。

一足先に現地入りしていた長男夫婦が、空港まで迎えに来てくれた。午前中だったが、ホテルへ到着すると幸いすぐにチェックインできた。次男とは隣合わせの部屋になった。部屋に荷物を置くと、さっそく自由行動だ。
その⒉へ続く

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