自ら動かなければ道は開かれない
自分が動かなければ、何事も始まらない。ふとそんなことを思ったのは、少し前、本人の代わりに親の婚活が流行っているとのニュースを目にした時だ。
いつの時代も、絵に描いたような出会いなんて稀だ。人と知り合う機会は、多い方がいい。だから、かつてのお見合いに類することを利用するのはいいと思う。人に頼もうと結婚相談所に入会しようと手段は何でもいい。
でも、主役はあくまでも結婚を考えている当人でなければ、いざ結婚まで行き着いたとしても、難しいのではないだろうか。時間がないからと親に品定めを頼む時点で、将来に不安を残す気がする。一方、頼まれもしないうちから出てゆく親では、何かにつけ些細なことにも干渉してくるに違いない。
出会いがないといっても、インターネットで知り合った同士が、結婚まで漕ぎつくこともある。初めて出かけた街コンで、隣の椅子に座った者同士が意気投合、結婚することもある。これはどちらも、私の同僚の例だ。
本人の意思さえあれば、僅かな隙間時間でも活用できる。今の時代、自分が動かずただ待っていても、出会いなんてやってこない。自分ならと心秘かに自負したところで、自らを開示しなければ誰にもわかってもらえない。
これは、結婚に限らず、何の場合にも当てはまる。本人は奥ゆかしいつもりでも、人からは見えないも同然ということに気づく必要がある。これからは待つことをやめ、戦略を立て、自ら動くことが大事だ。自分の価値を、自分の提供する商品や能力を、世に知らしめことが先ず第一歩だ。
人からアドバイスを受けるのも、時にはいい。だが、気づくのも変わるのも、主体は自分ということを忘れてはいけない。何事も、自分で考え、工夫を重ねるところから始まる。
ただその前に、それは本当に自分が望むこと、目指したいことですかと、改めて自分に問うてみたい。熟慮の末Yesとなったら、進むだけだ。
Good Luck!