照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

これは必須ー溺れた時の対処法

昨日、日経DUALの記事で、溺れた時の対処法を読み、これは誰もが知っておいた方がいいと思った。これを知識として頭の中に入れておくと、いざという時役に立つだろう。やや長いので、ポイントのみを、記事からお借りする。
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「浮いて待て」とは、溺れたときに「背浮きしたまま救助を待つ」というサバイバルスイミング法だ。海や川で溺れたとき、通報してから消防の救助隊が駆け付けるまでに約8分かかるそうだが、その間、背浮きのままで救助を待つことが大事とのこと。

絶対やってはいけないのは、手を上げて助けを呼ぶ事だ。水難学会のインストラクター松本さんによると、

”水の比重は1.0、人間は空気を吸うと0.98。つまり、人は水より0.02軽いので、体の2%の部分は浮いて水面に出るのです。しかし手を上げると、その手が水面に出て浮く2%部分になり、残りの部分、つまり頭から下は水の下に沈んでしまいます。さらに「助けて!」と声を出すと、肺から空気が抜けて、体の比重が1.03となり水より重くなってしまいます。その場合も、体が水の中に沈んでしまいます。”

”「浮いて待て」を実践すれば、全員が助かるとは限りません。しかし大切なのは、助かる可能性を上げていくということ。「浮いて待て」は、助かるための十分条件ではありませんが、必要条件であることは間違いありません。”

ということだ。

絶対助かるというわけではないが、これを知っているといないのでは大違いだ。お子さんがいてもいなくても、または、自分は海や川には縁がないからといっても、出先で、たまたまそのような場に遭遇しないとも限らない。

自分の持ち物、例えば靴でも何でも浮力になる物を、アンダースローで投げ入れるという行為も、知っていれば咄嗟にできる。また、決して自分の力で助けようとせずに、通報して救助を待つ方がいいという。自ら動きたい気持ちは解るが、自分が溺れる可能性が高いそうだ。確かに、よくニュースにもなることだ。これは、踏み切りなどの場合にも当てはまるだろう。

既に、この「背浮き法」を、水泳の授業で指導している学校もあるという。一度でも経験しておくと、人の救助だけでなく、自らをも助ける事ができる。実際、それで命拾いした人もいるという。危機管理の点からも、ぜひ覚えておきたいことだ。