照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ビールに枝豆は理にかなっている

私は枝豆が好きだ。今や、冷凍物で一年中楽しむことができるが、やはり旬は夏。暑い日に火を使うのはちょっと大変だが、できるだけ生を茹でて食べたい。

ビールのお供に好む人も多いが、これは理にかなっているそうだ。枝豆には、アルコールを分解するメチオニンにアルコール代謝を促進するビタミンB1、それに肝臓の働きを高めるコリンが含まれているという。何という優れもの、やはりビールには枝豆がぴったりだ。

ところで、ヨーロッパでも枝豆は大人気とか。私がハワイで食べた枝豆は、ピリ辛であったが、ヨーロッパではどのような味付けなのだろう。機会があれば、ぜひ試してみたい。

豆といえば、ノルウェーを訪れた時、長距離列車の中で、生のサヤエンドウをおやつに食べている家族をみた。スナック菓子を妹から勧められた兄と姉は、申し訳程度に1、2枚もらい、あとはサヤエンドウを袋から出しては、そのままポリポリ食べていた。

そんなに美味しいのかと思った私は、ホテルでの朝食時、サヤエンドウを食べてみた。さすがにさやは外したが、生の豆は、予想通り青臭かった。茹でた方が、私には食べやすい。

オスロ駅構内の売店では、サヤエンドウの他に生の人参も売られていた。列車に乗り込む前に、買う人も多いのだろう。固い野菜でも、生のまま食べるのに抵抗がなければ、枝豆などは、受け入れられやすいのかもしれない。但し、生の枝豆には毒があるので、茹でる必要がある。これは成熟しないうちに食べられないよう、植物の知恵らしい。

それにしても、日本人は、本当に大豆のお世話になっている。未熟な時に収穫する枝豆はもちろんだが、大豆そのままでも、またはきな粉にしたり、豆腐に納豆と形を変えて大活躍だ。その上、油に味噌、醤油の原料と幅広い。また、邪気を払う物として、節分にも欠かせない。

まったく優れ物の食品だ。昨夜も、その恩恵を被ろうと、枝豆に登場して頂いた。もちろんビールも用意して。