照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

やりたい事を実現するには計画性も必要

毎日さまざまなニュースが飛び込んでくるたび、やりたいことは、さっさと取り組んだ方がいいと感じる。

バンコク、エラワン祠前の爆発騒ぎに、オランダからパリ行きの国際特急タリス車内での発砲騒ぎと、次々に起こる事件に驚いている。どちらも、自分がいつ巻き込まれても、不思議ではない場所だ。

国内にいれば安全かといえば、そんなことはない。新幹線や店内、または自宅にいても事件に遭遇する。安全なところなどどこにもないと、まったく暗澹とする。

自分だけには何も起こらないと、人は、根拠もなく思い込みやすい。だが、そんなことはない。何もないのが当たり前ではなく、平穏無事でいられることこそ運が良かったと、考え方を変えざるを得ない。だからこそ、自分のやりたいことは、何にもまして優先すべきだと、改めて思った。

かといって、考えもなく闇雲に行動してもだめだ。たちまち、生活が立ち行かなくなる。お金が無くなったら、働けばいいと思うのは安易すぎる。自分は、いつでもどこでも、雇ってもらえると思ったら大間違いだ。

例えば、派遣の仕事をしている人は、ある年代になったら、途端に求人が少なくなると、経験でわかっているはずだ。私の勤務先でも、応募してくる人が少ないにも関わらず、一定の年齢以上の人には難色を示す。それならば自分でと、起業を考えても、食べてゆけるまでになるのは容易ではない。

それらを踏まえ、やりたいことをやるには、ある程度の経済基盤、つまり最低限の生活資金は必要だ。その手当をしつつ、計画的にことを進めなければ上手くいかない。もちろん、やりたいことには、家庭や職場からの自立も含まれる。

しかし、暮らすのに精一杯では、やりたいことどころか、働くだけで消耗しかねない。いざ一歩踏み出したのに、こんなハズではなかったと思っても、後の祭りだ。そうならないためにも、望みを叶えるには、意思と計画性が重要だ。

世の中は、まったく何が起こるか解らない。今の生活に甘んじるか、思いきって、自分が思い描く世界に飛び込むか、それはまったく自分次第。但し、その結果を引き受ける覚悟もまた必要だ。