やりたい事を実現するには計画性も必要
毎日さまざまなニュースが飛び込んでくるたび、やりたいことは、さっさと取り組んだ方がいいと感じる。
国内にいれば安全かといえば、そんなことはない。新幹線や店内、または自宅にいても事件に遭遇する。安全なところなどどこにもないと、まったく暗澹とする。
自分だけには何も起こらないと、人は、根拠もなく思い込みやすい。だが、そんなことはない。何もないのが当たり前ではなく、平穏無事でいられることこそ運が良かったと、考え方を変えざるを得ない。だからこそ、自分のやりたいことは、何にもまして優先すべきだと、改めて思った。
かといって、考えもなく闇雲に行動してもだめだ。たちまち、生活が立ち行かなくなる。お金が無くなったら、働けばいいと思うのは安易すぎる。自分は、いつでもどこでも、雇ってもらえると思ったら大間違いだ。
例えば、派遣の仕事をしている人は、ある年代になったら、途端に求人が少なくなると、経験でわかっているはずだ。私の勤務先でも、応募してくる人が少ないにも関わらず、一定の年齢以上の人には難色を示す。それならば自分でと、起業を考えても、食べてゆけるまでになるのは容易ではない。
それらを踏まえ、やりたいことをやるには、ある程度の経済基盤、つまり最低限の生活資金は必要だ。その手当をしつつ、計画的にことを進めなければ上手くいかない。もちろん、やりたいことには、家庭や職場からの自立も含まれる。
しかし、暮らすのに精一杯では、やりたいことどころか、働くだけで消耗しかねない。いざ一歩踏み出したのに、こんなハズではなかったと思っても、後の祭りだ。そうならないためにも、望みを叶えるには、意思と計画性が重要だ。
世の中は、まったく何が起こるか解らない。今の生活に甘んじるか、思いきって、自分が思い描く世界に飛び込むか、それはまったく自分次第。但し、その結果を引き受ける覚悟もまた必要だ。