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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ストレス社会解消の第一歩は、自分のストレスの見直しから

昨日朝の通勤電車内でのこと。乗ると間もなく、隣に立っている女性から舌打が聞こえた。気のせいかと思っていると、更に大きな舌打して睨むように後ろを振り向く。

見ると確かに、サンドイッチ状態で、前に立つ人との間は隙間がない。細身のその人は、背中合わせで後ろに立つ男性が、わざと自分に寄りかかっていると感じたようだ。多少、身体の位置をずらしたりもするが、あまり効果はなさそうだ。

一方、男性の方を見ると、寄りかかっているどころか、こちらも前に立つ人に押され、後ろに倒れないよう必死でつり革につかまっている。

その二人を境に立つ向きが異なっているので、男性と女性の肩が押し合う格好になっているのだが、混雑した車内で、女性からはそれが見えない。

もっとも稀に、車内にゆとりがあるにも関わらず、どう見ても寄りかかっているとしか思えない場合もある。女性が、勘違いするのも無理はない。だが、今回はそうではない。

そして、JRの乗り換え駅に着くと、降り際に、大きな声で文句を言いながら、その男性の背中を思いっきり肘で突いたのだ。人によっては、追いかけてきて喧嘩になる。これまで駅で見かけた小競り合いは、多分このようなことが発端なのだろう。

だが今回は、そうならずにほっとした。私もそこで降りたのだが、その女性はそのまま階段を上っていく。朝からこれでは、1日が台無しだろうと思いながら、前を行くその後ろ姿を見ていた。

もし私なら、数分の居心地の悪さは諦める。ぷりぷりするより、お互いさまだからしょうがないと思ってやり過ごす方が、精神的に楽だ。

もしこれが、不埒な事を企んでのことならば、即刻声をあげ、行動に移すべきだが、この場合、肘で突いたりするのはやり過ぎだ。相手の男性だって、いわば濡れ衣で、不愉快な思いをする。

人には、本当に怒らなければならない時もあるが、いつでもどこでも、やたら怒ればいいものではない。状態を見極めた上で、メリハリをつける必要がある。

首都圏の満員電車対策も必要だが、2、3分おきのダイヤでは、列車の本数を増やすことはこれ以上無理だし危険だ。始業時間をずらしたり、働き方の工夫をするしかないが、大多数が右へ習えの会社ばかりではうまくいかない。

ストレス社会というけれど、このようなところからの見直しも大切だ。しかし、変える気などなく、皆、他人ごとのように思っているのだろう。まずは自分のストレスから洗い出して、真剣に変える方向へ働きかける努力も必要と感じた朝であった。