照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

台湾ー平渓線で十分から瑞芳・九分へはバスで


滝からの帰り道、ビジターセンターに寄ってトイレを借りる。ここも9時オープンだが、飲料自販機の前には椅子もあって休める。

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歩き始めて間もなく、駅の方角からランタンが上がっているのが見える。線路を跨いでの通行は禁止されており、罰金との看板もあちこちにあるが、皆さん無視しているようだ。

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気球と同じで、燃料に点火すると浮かぶが、それは店の人がやってくれる。

通行どころかしっかり立ち入って、それぞれの願い事を書いたランタンを、線路内から上げている。漢字から推測すると、学業成就や健康、家内安全が多そうだ。どこでも望むことは同じだ。

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もう少し寝ていたいニャア

ランタンが上がるのを見たり、吊り橋を渡ったりして、電車が来るまでの時間をつぶす。まだ早すぎたのか、開店準備中の店の方が多い。猫ものんびり寝そべっている。

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十分駅側の吊り橋 

上がっているときれいなランタンだが、行方が気になる。吊り橋から川辺を見下ろすと、ビニール製のランタンの残がいがあちこちにある。時々は、辺りを掃除するのだろうかと、余計なお世話的考えが湧く。

ぶらぶらしているうちに、瑞芳方面行き電車が到着。easy card をタッチして涼しい車内へ。しばらく待ち、汗がひいた頃出発だ。さすが立っている人はいないが、満席であった。
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ランタン飛ばしも一休み

瑞芳で下車。駅正面改札口を出ると、たくさんのタクシーだ。九分までは180元の定額制らしく、看板を見た途端、一瞬気を惹かれたがバスにする。

バス停は、駅を背に通りを左へ曲がって2、3分歩いたところにある。警察署の並びで、分かりやすい。1062番のバスに乗って、「九分老街」で下車する。「九分」に停車するバスの方が便が多いが、階段を上がらなければならない。といっても、私たちも帰りは、階段を下りて、「九分」バス停から台北行きに乗ったので、どちらも大差はない。

easy cardを、乗車時と下車時にタッチする。所要時間は15分弱で、料金は15元だ。バスは10分ほどで来たが、時刻表によるとだいたい20分間隔で走っている。相乗りで1人50元とタクシーの呼び込みもあるが、バスにしてよかった。なにしろ私は、極力、公共交通機関利用がモットーだ。

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バス車内からの風景 

バスが山を登り始めると、左の方に海が見える。また、山の中腹にはお寺も見えたりと、周りの景色もなかなか楽しめる。

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九分老街入り口

バスを下りて少し登りると、九分老街入り口に着く。左側にはセブンイレブンがある。えっと思う狭さだが、皆そちらへ行くので、間違えることはない。
続く