照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

龍山寺近くの福州元祖胡椒餅へー台湾

f:id:teruhanomori:20150906040134j:image
龍山寺入り口を入った右手にある池

MRT龍山寺をでると、すぐ目の前の龍山寺へ行く。9時頃であったが、既に境内は人であふれんばかりで、皆歌うようにお経を唱えている。

f:id:teruhanomori:20150906040039j:image
龍山寺 読経が済んで静かになった境内

どこでもお参りなどしたことはない私だが、次男の提案で線香をあげることにした。すると3本入りの線香が、何と無料であった。いつものことなのか、この日が特別なのかは、言葉が分からないので聞きようがない。

2人分を有難く頂き、火を点けて二ヶ所へあげたが、これが難しい。火のついた線香がびっしりで、空いた場所がないのだ。うっかりすると火傷してしまいそうだ。

後で調べてみると、ここ龍山寺は、最強のパワースポットということで、お参りする人が一番多いお寺だそうだ。本堂には観音様、後ろのお堂には道教の神様が祀られており、ご利益も多方面に渡っているようだ。

だが、日頃から信仰心のまるでない私が、常とは違ったことをしたせいか、後述するように、激アツの胡椒餅で、口の端を軽く火傷してしまった。慣れないことは、しない方がいいかもしれない。

この辺りは、大陸から来た漢民族が多く住んだ場所で、龍山寺も、漢民族が建てたお寺という。また、古い町並みも保存されており、なかなか趣きのある地域だ。

f:id:teruhanomori:20150906040227j:image
保存地区のオープンは9時から

f:id:teruhanomori:20150906040301j:image
建物によっては中が解放されている

f:id:teruhanomori:20150906131504j:image
映画の撮影にも使われる古い街並み

元祖胡椒餅が、9時半に開店するまで、ぶらぶら散策してみる。

f:id:teruhanomori:20150906040405j:image
龍山寺とは反対側の出口近くの路地奥

f:id:teruhanomori:20150906040429j:image
元祖胡椒餅の看板

開店と同時に行き、個数を告げ、お金を払うと、引き換え札を渡してくれる。一個50元。時計を50分のところで示しながら、「ぶ〜らぶら」と言う。つまり、20分後に来るようにとのことなので、またその辺りを歩く。

f:id:teruhanomori:20150906040458j:image
狭い通りの両側にたくさんの店

f:id:teruhanomori:20150906040528j:image
人気の鶏肉屋さん

f:id:teruhanomori:20150906131601j:image
朝から地元の買い物客で賑わう街角

f:id:teruhanomori:20150906131655j:image
胡椒餅は丸いかまどの中で焼く

胡椒餅は、パイ生地のように外側がカリカリで、中には熱々の肉あんが入っている。ガブリとやった途端、ほとばしり出た汁で、唇の端を軽く火傷する。

f:id:teruhanomori:20150906040605j:image
外はカリカ

f:id:teruhanomori:20150906040623j:image

アツアツの具は肉まんのようだが、見かけより、ずっしりとして量が多い。ちょっと味見してみたいだけなら、二人で半分でも十分だ。私には、胡椒というより、八角の香りが強く感じられた。

次は、MRT西門へ、麺線を食べに行く。