スーリン(士林)夜市へー商売上手な店員さん
台湾で夜市といえば、スーリン(士林)という程良く知られている。淡水線で中山から5駅くらいと近い。雨になりそうだったので、3時過ぎに出かけた。ここは、市場の地下が、美食街となっているので、雨でも大丈夫だ。
路上をぶらぶらしてから、美食街へ入る。ざっと一巡してから、どこへ入ろうかと思案しながら歩き始めた途端、客引きの店員さんに呼び止められた。
賑わっている店内 中央看板の下で、目を光らせている呼び込みの店員さん
ひときわ賑わっている店だと思っていたが、巧みな店員さんの戦略であったかと納得する。何しろ、メニューを見上げながら歩いている客がいれば、すかさず店内へ誘導する。客の方は、イカ団子の串をかじりながら、何が何だか分からない内に席に座らされているといった感じだ。
また、食べ終えた客の皿を下げ、次の人をサッと案内する動作も素早い。もたもたして、客を去らせたりはしない。この店には、どれほどの人が立ち寄るのだろう。全く、商売上手で感心する。
サングラスをかけ直してハイポーズ
全くユニークな方で、サングラスを鼻眼鏡にしている様子も可愛い。写真を撮らせてもらおうと声をかければ、サングラスをかけ直し、ポーズもとってくれる。撮った後見せると、良しという感じで頷く。夜市は、この店員さんに会えただけで十分満足であった。働きぶりを見ているだけで、楽しくなってくる。
上はてんぷら 下はルーロー飯
メニューには日本語も併記されているので、注文に困ることはない。ルーロー飯は、ご飯、具ともに、朝の店が私好みだ。てんぷらと書いてあったさつま揚げは、甘めだが、なかなか歯応えがあって美味しい。
相客の皆さんは、左も右もなかなか食欲旺盛で、お皿にたっぷりの、アサリや、牡蠣オムレツを召し上がっている。あたると大変なことになると思い、貝類は止めておいた。
エビ春巻き
注文し過ぎて、エビ春巻きが余計だったかと思いきや、これは頼んで大正解であった。
雨が本降りになりそうだったので、ざっと眺めてから早めに引き上げることにした。金魚すくいの横には、エビ釣りもある。
エビ釣り
ピンクはこの市場のユニフォーム?
ホテルへ帰ってしばらくすると、猛烈な眠気で、そのまま寝てしまった。3日目に旅の疲れが一気に溢れ出たのか、結局、翌朝まで爆睡した。