照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

香川うどん巡りの旅ー長田in香の香


香川うどん巡りの旅5店目は、善通寺市にある、長田in香の香だ。ここは9時から午後5時までと、営業時間が長い。

だが、小とはいえ、続けてうどん3杯はきついので、丸亀城のあたりまで戻ってみる。だが、駐車場に車を停めて、歩きながら見上げれば、天守閣まではずいぶんあると、ちょっと怯む。次男のことだから、行けば必ず上まで登るに違いない。腹ごなし以上の散策になると思った私は、そろそろ行ってみようかと促し、香の香へ向かう。

目的一直線派の私と違って次男は、その過程をも楽しむタイプだ。道の駅なども寄って、珍しい物は必ず試す。遊覧船も乗れば、橋も渡る。城は、その時代を偲びながら、ゆっくりと天守閣まで登る。まさに、その土地を味わい尽くす。一方、事前リサーチ不足で見残しの多い私は、また来ればいいと思うタイプで、旅の仕方は本当に人それぞれと感じ入る。

香の香では、私は冷たいうどん、次男は釜揚げを頂く。出汁も、それぞれ温かいのと冷たいのがある。私にはどちらも十分美味しいが、次男は、冷たい方は、喉越しのツルツル感がやや欠けるという。

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冷たいうどん

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温かいうどんの出汁

お気に入りの店を2度3度と訪ねたり、もっとたくさんの店も行かなければ、どこが自分のベストかは決めにくい。人のブログ記事なども参考に、行く店を選ぶのだが、好みの傾向が、自分とまったく同じというわけではないので、悩むところだ。

実際、前回感激したがもううどんは、以前とはうどんの食感が異なるようにも思えた。但し、次男は、単に腹ぺこだっただけじゃないのとのたまう。確かに、空腹は最高の調味料というが、今回も朝1番に腹ぺこ状態で伺っている。

また、訪れる時期や気候、自分の体調によっても、味の感覚は異なるだろう。一概に、どこがどうとはいえないが、今回のうどん巡りの旅は、いく先々どこもかなりのレベルで、十分満足した。

子どもの頃よりの蕎麦好きで、うどんはあまり好まなかった私だが、今はうどんの美味しさにすっかり目覚めてしまった。東京でも、讃岐うどん店巡りをしてみよう。

丸亀駅で車を返してから、土讃線で高知へ向かう。いつかは乗りたいと思っていた土讃線だが、台湾で似たイメージの平渓線に乗ってから、その思いは強くなっていた。それに、高知では再訪したい店もあったので、帰りは高知から帰京することにした。これがまた、想像以上に楽しい旅となった。