照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

何でもない休日ー心が解放されるひととき

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黄色の可愛い電車

日曜日、遠出というほどではないけれど、電車に乗ってちょっとした散歩をしてみた。

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沿線では既に、ホトトギスが咲き始めている。写真を撮るには、あっという間に通り過ぎてしまい、結局、緑道を歩いて探してみた。1本ではもとより、何本かまとまって咲いていても、なぜかひっそり感が漂う花で、そこが気に入っている。

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ハギ

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ミズヒキ

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ギンミズヒキ

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ススキ

萩にシュウメイギク、紅白の水引、丈高いススキも、塀の上に顔をのぞかせている。そういえば今日は、旧暦の8月15日で、十五夜だ。お団子の用意はないけれど、お月さまが出てくれると嬉しい。でも、曇り空。難しいかな、と、目に入るものから、次々に連想が湧いてくる。

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実海棠 

びっしりと枝についた実海棠(ミカイドウ)を撮りながら、どんな味だろうと、ちょっと気になる。小型のりんごのような形に、似た味かと思いを巡らす。すると、少し先のスーパーの店先に、紅玉が並んでいたので、迷わず購入。

昔は、酸味の強いこのりんごが苦手であった。だが、子どもたちが小さな頃、アップルパイを焼くためたびたび買っているうちに、その酸っぱさがむしろ好きになった。りんごらしくて、今では1番好きだ。

秋らしさを探して歩いていると、今、ここにある幸せを感じる。取り立てて言うほどのことは何にもないけれど、このような時間が、日頃の雑事から、私の心を解き放ってくれる。

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金木犀

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千日紅・他  夏の残り香のような寄せ植

昨夕は、幸いなことに、お月さまも姿を現してくれた。それに、土日にリフレッシュできたおかげで、爽やかな気持ちのまま、月曜となった。さあ、仕事だ。

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十五夜の月  ルドンの絵を思わせる