照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

片付け上手は習慣化から

片付けたいのにできないという事は、誰にもしょっちゅうあると思う。やろうとする意欲は充分でも、いざとなると、手や、頭が、頑として言う事をきかなくなってしまう。つまり、やる気頼みだけでは、なかなかうまくいかない。
 
必要にでも迫られない限り、ほとんどの人は、まあいいかと、後回しにしてしまいがちだ。その結果、ますます億劫になってやらなくなる。ではどうすればいいのか。習慣化することだ。

片付けに例をとれば、最初の2週間は、まず毎日5分だけと決める。次に、部屋を見渡し、ジャンルは問わず、ぱっと目に付いた不要な物を手に取る。そして、それをゴミ袋に入れればお終いだ。
 
但し、どんな事情があっても、2週間は、決めた時間に毎日やるのがポイントだ。捨てる物が見当たらない場合は、拭き掃除でもいい。とにかく5分間は、片付けに類することを何かしらやる。続けるという意思を養うことが、大事だ。
 
習慣化するのは、可能であれば、朝がいい。夜は、一日の活動で疲れ果ててしまい、まったく何もしたくなくなる。数日やったところで、多分元の木阿弥だ。やっぱりできなかったという、挫折感だけが残る。
 
3週間目からは、10分に伸ばしてみる。なぜかというと、書類の個人情報に関する部分を細かくしたり、本を結わえたり、捨てる物の選別に時間がかかるようになるからだ。だが、10分以上はかけない。

ゲーム感覚で、楽しみながらやるといいかもしれない。とにかく、時間内に、必ず何かやるのが成功の秘訣だ。そのためには、いつも、不要な物を探すくせをつけておくといい。

興が乗って、一気に進めてしまいたくなる時もあるだろう。それはそれでいい。だが、翌日からも、続けなくてはいけない。やがて、1・2ヶ月も経つと、部屋がだいぶ片付いてきて、自分でも驚くほどになる。

でも、そこで止めてはだめだ。せっかくつきかけた習慣が、崩れてしまう。すると、いつの間にか、片付けられない体質に逆戻りだ。そこを何とか乗り越えさえすれば、片付け以外にも、勉強でも何でも、やりたいことは、すべて習慣化できるようになる。

やる気はあるのに、身体や脳がついていかないと嘆いている人は、騙されたと思って、どうぞ試して頂きたい。実際私は、大概のことを習慣化しているが、一つうまくいくと、次からは、さほど難しいことではない。