照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

自分のお金の使い方を把握してますか

家計簿をつけるのを面倒と思う人は、多いだろう。だが、自分が、毎月何にどのくらいお金を使っているか、把握するには、記録するのが一番だ。これも、習慣化してしまえば、何ということもない。

私は帰宅後、食事を終えて一休みしている時、レシートを取り出し、家計簿にしている小さなノートに記入している。縦18×横13cmで6mmx26行/40枚の小さなノートを、3年間分の家計簿にしている。13ページで1年だ。

最初のページに、1年間、月別の収入を記入する。見開きの右ページには、毎月の生活費とは別に、年間の経費を予算配分しておく。例えば、固定資産税や、交際費、被服費、旅費などだ。私の場合、これらは、ボーナスから充てている。もしくは、月々の給与から次年度のために積み立ておく。

次のページから、見開き2ページで1月分の家計簿となる。左ページの1番上に、給与の手取り金額を記入する。その下に、支出の大まかな項目を書き込むが、これは毎月同じだ。私はまず、貯金額を最初に書いておく。余ったら回そうなどと考えたら、永遠にできない。

左右のページとも9行目位から下に線を引き、雑費や小遣い、食費の内訳を記入しておく。右ページは食費のみとする。記入の仕方は、食費を例にとれば、主食、副食、調味料に分け、副食も、卵他とメモし、金額の合計を記入するだけと、至極簡単だ。毎日買物するわけではないので、行数は少なくてもいい。右ページの上方には、その月の、突発的な支出を記録しておく。

すべてが大雑把だが、支出を把握するための、備忘録的家計簿なので、それで十分だ。但し、家計簿残高と財布の残金を、週末にきちんと合わせておく。 

3年間分なので、季節毎の光熱費などもよくわかる。また、自分の小遣いの使い方を 可視化することで、どこで無駄遣いしているかがよくわかる。何となく気分で買いがちな物は、ただクセになっていることもある。

わざわざノートに記入するのが面倒と思えば、とりあえず手帳にメモしておくだけでもいい。とにかく、日々のお金の動きを掴むことが大事だ。それが分からなければ、いざ節約しようにもうまくいかない。また、月々の予算内で暮らす訓練にもなる。

記録することで、自分の生活が本当によく見えてくる。どんな時に無駄遣いしたくなるか、自分の心理状態までわかる。裏返すと、2・3分でできる簡単家計簿をつけることで、自分の生活改善も図れるようになる。

前回の話に続き、これなど、まったく簡単な習慣化への第一歩だ。家計簿なんてカッコ悪いし、面倒だと思っている方にこそ、ぜひお勧めしたい。何か目的があってお金を貯めたいと考えている方なら、尚更だ。