照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

心ときめかない仕事は楽しげに装ってみよう

まだ日中は、日差しが強い日もあるが、さすがに扇風機を使う事もないだろうと、ようやく片付けることにした。今年も、暑い日々を助けてくれて有難う。おかげで、何とか扇風機だけで乗り切れた。でも、いざ仕舞うとなると、多少面倒でもある。
 
分解したら、掃除をして箱に入れるだけで、たいした手間ではないが、心弾むことでもない。ふと思いついて、「ホォ~イホイホイホホホォ~イ、ホォ~イホイホイホホホォ~イ」と、意味のない言葉に適当な節をつけながら、歌うようにしてみた。
 
すると、次男が覗きにきた。どうしたのと聞けば、「何か楽しいことでもやっているのかと思って・・」と言う。もっと人手が必要な事なら、トム・ソーヤーばりに頭を働かせるのだが、生憎、大した仕事ではない。私一人でも、充分だ。
 
「こうすると、楽しい気分でできるかと思って、ちょっと試しにやってみたの」というと、用事を頼まれては大変と思ったのか、姿を引っ込めてしまった。でも、楽しいと思い込むのは、なかなかいいアイディアだ。これからは、台所の換気扇掃除とか、厄介な仕事のたび、自分に暗示をかけてみよう。
 
思い込みというのは、大概の場合危険だが、あまり心ときめきかない家事などをやる時には、結構効果的かもしれない。年末に向かって、毎日少しづつ片付け始めているのだが、気分が乗らないと思うより前に、(さあ、楽しい時間の始まりだ)と思い込んで、脳を錯覚させてみようとたくらんでいる。実験結果の報告は、乞うご期待!