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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ポルトは最高!ー気持ちの良いタクシードライバーさん

店を出ようとすると、ドアの外には、3人の女性たちがいた。一人はだいぶお年を召した方で、足が悪いのか、店の前に停めた車から、支えられながら入り口へ行く。ただ立っている私に、娘さんらしき女性が、何度も頭を下げて、感謝のような雰囲気の言葉をかけてくる。手助けもしていないし、もちろん迷惑もかかっていないので、全く意味不明だが、とりあえず私も、笑顔で答える。

店の前の、車一台がやっとの狭い道に停まっているのは、タクシーだった。3人連れかと思いきや、支えていたのは、ドライバーさんであった。車に戻ったところで、ホテルまでお願いしてみると、頷いてくれる。あまりの満腹さに、駅前からタクシーで帰りたいと考えていたところだったので、タイミング良すぎという感じだ。

ドライバーさんの、老婦人をいたわるように支える態度が好ましかった。この方の運転なら、乗っても安心だ。だいたい私は、主に公共交通機関利用者で、タクシーは滅多に使わない。でも、まるで迎えの車を頼んだかのように、丁度良い場所に、丁度良い時間に、目の前に現れたのだ。嬉しくなってしまう。といっても、お互い共通の言葉はないので話すことは出来ない。だが、不思議と人柄は伝わってくる。(ちなみにホテルまでの料金は、4、45ユーロ)

とっくに振り切れているレベル判定の針なのに、またまた、ポルトのポイントが上がる。お尻を打った昨日とは、だいぶ異なって、気持がずんずん高いところへ登ってゆく。日頃全く作動しない私のカンピュータが、ポルトへと誘ってくれたのは、この日のために、力を溜め込んでいたのかもしれないとまで思えてくる。人生最高の日の気分だ。

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バターリャ広場前に市電停車中

動けないからタクシーと思った割には、ホテルへ着いた途端元気になって、タコ飯の残りを部屋に置くと、翌日の買い出しに出かけることにした。何しろ明日は、祝日で、店も閉まる。

サンタ・カタリーナ通りは、イヴの買い出しなのか、物凄い賑わいだ。初日に見つけた店まで行くと、こちらではクリスマスのお菓子なのか、パン・デ・ロー(カステラの原型)を求める人々で激混みだ。ショーケースには、それしかないので、別の店に行くことにする。

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市場
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買い出しついでに、ボリャオン市場も見学。柿や種々のオレンジにリンゴと、気を惹かれる。ここで果物を買えば良かったが、すでにオレンジを調達済みだ。少し残念でもあるが、とりあえず自分に必要なだけあればいいと、諦める。でも、もう少しあっても良かったと、翌日解ったが、またもや後の祭りであった。
クリスマスへと続く