読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

ポルトガル4日目ードウロ川沿いの景色に魅せられて

f:id:teruhanomori:20151231005048j:image
ドウロ川に浮かぶのはかつてワインを運んだ帆船 

ポルト4日目は、クリスマス。サンタ・カタリーナ通りは、見事に静まりかえっている。どこを歩いても、朝から開いている店などない。昨日買い出ししたとはいえ、マンゴージュースと、ヨーグルト4個にオレンジ2個だけだ。夜中に目が覚めた時、半分食べてしまった。駅の売店くらい開いているだろうとの読みは外れ、窓口だって閉まっている。

f:id:teruhanomori:20151231004555j:image
静かなサンタ・カタリーナ通り

全く、どうしようと考えながら、ドウロ川でも眺めるかと、橋の方へ歩いて行った。橋の手前で、ふと気づくと、店の中に人がいる。何か食べているのが見える。嬉しくなった私も、ドアを開けて中に入ると、数人がコーヒーなど飲んでいた。私も、ロールケーキとカプチーノを頼む。これが1日の食事になるかもしれないとの思いが過ぎり、ついでに、エッグタルトも追加する。

歩き回ったせいか、半袖のTシャツとカーディガンでも暑いくらいなので、外のテーブルで頂く。甘すぎるのではと心配したが、ロールケーキは、それほど甘くなくて良かった。しかし量が多すぎて、結構お腹一杯だ。

f:id:teruhanomori:20151231004635j:image
ドウロ川の川岸へ降りる道

橋の上からしばし景色を眺めてから、ドウロ川沿いを歩くことにして、下へ降りる。変な道を選んでしまったようで、自転車と車が一台づつ通り過ぎただけだ。誰もいない道は少し怖いが、昨日、素敵と思った辺りを歩く幸せが勝った。

f:id:teruhanomori:20151231004718j:image
ドン・ルイス1世橋を望む

下へ降りれば、皆さん、橋の下の道を渡ってこちら側へ来ているようだ。ドン・ルイス一世橋は、上がメトロと人、下が車と人が渡れるようになっている。ドウロ川から、反対側を見る景色も、何とも言いようがない程素晴らしい。こんなところで、ずっと座っていたら、気持ち良さそう。

ランニングやサイクリングしている人が多い。休憩しているサイクリストの一団は、別のサイクリストたちが側を通るたび、雄叫びのように声をかけている。私にも、チャオと声をかけてくる。まったく陽気だ。

f:id:teruhanomori:20151231004744j:image
カイス・ダ・リベイラ地区 青い空にカラフルな家

何と、ドウロ川の対岸、カイス・ダ・リベイラと呼ばれる、カテドラルの下辺りでは、カフェも開いている。私がいるヴィラ・ノヴァ・デ・ガイア側でも、カフェやレストランが、開店準備をしている。甘い物2個の食事をする必要もなかった。でも、あれはあれで美味しく頂いたので、良しとするか、悔やむほどのことでもない。

f:id:teruhanomori:20151231004842j:image
エンリケ航海王子の頭上にはカモメ

下の橋を渡って、ポルサ宮やサン・フランシスコ教会まで行き、その辺り一帯を眺めながら歩く。エンリケ航海王子の像の上には、かもめが止まっていて微笑ましい。航海王子らしくて良いかもしれない。あまりの暑さに、とうとう丁シャツだけになる。冬というのに、日差しが強すぎて、サングラスが役に立つ。

f:id:teruhanomori:20151231004918j:image

帰りがてら、もう一度サン・ベント駅アズレージョを見る。そして、すぐ横の狭く急な坂道を上がってみることにする。観光客らしき人も、数人いるから大丈夫だろう。このように良く晴れた日の昼間でもなければ、人気もなく少し怖い。

カフェで多少休んだとはいえ、ほぼ3時間歩いて疲れた。ホテルへ帰って、休むことにする。今日も素晴らしい日であった。このまま、ポルトだけでも良かった気がするが、明日はリスボンへ発つ。