照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

日頃の危機管理意識が大事

雪の朝、駅での大混雑に懲りたのか、翌日の朝も皆出足が早くやや驚いた。私は、JR最寄り駅からひとつ手前で降りて、会社まで歩いているため、7時頃家を出ている。歩く分をみても、通常なら会社には8時前には到着する。

雪の日は、さらに10程早く出た。自転車のタイヤ跡が1本と、人の足跡もあまりない道路で、新雪を踏むのはちょっと嬉しかったがやはり歩き難い。それが駅に着くと、結構人がいて、電車も乗客で一杯であった。

乗り換え駅に着くと、上下ともに、既に改札規制が行われていた。皆考えることは一緒だと思いながらしばらく並んでいたが、改札の内側、ホームへ降りる階段に並んでいる人たちも、ずっとそのままで動きがない。すると、振替乗車の案内が流れたので、列の前に出て券をもらい、すぐさまバス乗り場へ向かう。

こちらも行列だが、バスは次々とやってくる。私鉄への乗り換え駅でもあり、降車する人も多い。折悪しく強い雨が降ってきたが、10分くらいで乗車できた。JRのターミナル駅までは時間がかかったものの、晴れた日の渋滞を思えば、かなりスムーズであった。

そんなこんなで、会社には、始業20分前に到着した。結局、2時間弱と、通常の倍以上かかったが、事故などで電車が止まった時もこのような具合なので、別に何ということもなかった。夜のニュースによると、改札規制は昼近くまで続いたようだ。それを聞きながら、早々とバスに切り替えてよかったと、改めて安堵した。

ネット上では、そのような状況でも出社することへ、社畜だの何だのとの声もあがっているが、それほど騒ぐことかと疑問だ。出かける時間帯がが悪く、大混雑に巻き込まれたら、自分の判断で、会社へ行くのを止めることだってできる。人は、急に高熱でダウンすることだってあるのだから、天候不順だって同等に考えれば良い。出社できなければ、決して無理する必要はない。

その辺の判断も含め、会社までの幾つかのルートなど実際に試しておくとか、自分の日頃からの危機管理意識が、行動に反映される。不測事態だろうと、予期された事だろうと、いつでもそのような意識を持つことの必要性を改めて感じた。いずれにせよ、何でも自分次第なのだ。