照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

自分を活かすーそれは何のため?じっくり考え中

心理占星術をなさっている彩星早苗さんのブログ「星の言葉で心を紡ぐ」http://heartnavigator.hatenablog.jp/entry/2016/01/21/212344の1/21付の記事は、太陽星座が水瓶座の私にとって、まったくタイムリーであった。 

"太陽から一番遠くに位置する水瓶座。自分の中の太陽を燃やす感覚が薄いので、常に自分をしっかりと意識する事がとても大切です。

何をしている自分が楽しいのか。どうすれば自分を活かせるのか。

何の為に行っているのか。"(彩星さんブログより引用)

ポルトガルの旅から帰って少し経った今、自分について改めて考えていたところだ。どんな時に、自分らしく楽しい心持ちでいられるかまでは明快だ。もう一歩踏み込んで、何の為に行っているのかとなると、こじんまりとした自分の範囲から抜け出て、先に広がる世界へも目を向けざるを得ない。

仕事を中心にした日々の暮らしでは、物事を落ち着いて考えるという習慣すら遠のく気がする。細切れ時間の合間に、思い出したように考えていると、テーマ自体が薄れてしまう。ニュースで知った事柄を、深く追求しないうちに、新たな出来事が浮かんでは去ってゆく。

そんな日常が当たり前になってくると、立ち止まって考えさえしない自分が、単なる歯車のようにすら感じられる。楽しいとか、自分を活かすとかからは、ほど遠い世界だ。

自分の内部でいかにストレスを緩和するか、そのための手段はと、そんなことばかりに汲々とするのに、いささか疲れた。たとえ暗示をかけて、脳に楽しいと思わせたところで、無理を重ねていれば、そんなものは一瞬で崩れる。

ポルトガルへ旅する前に懸念もしくは執着していたさまざまなことは、どこかへ消え、すっきりしてしまった。人生は有限。もうそろそろ、何にもとらわれずに、心を楽に暮らしたいと思った矢先、出合った言葉を、今じっくり噛みしめている。