照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

女性ひとり旅ー海外でのホテル選びは慎重に

これまでは、立地に関わらず安いのが一番というより、観光に便利な所にあるちょっとランクが上のホテルに、お手頃な料金で泊まるを目指していた。だが今回のポルトガルでは、日程がいつもの倍ということもあって、価格をポイントにした。

しかし、考えていたよりずっと安かったので、ついランクも考慮してしまったが、今振り返れば、無駄だったと反省している。同じ通りにあるホテルなら、安い方で十分という気がする。次回はぜひそうしてみたい。

ところで、ヨーロッパなら、12月から3月頃までが比較的ホテルが安い。但し、大晦日や元旦、各地域で催し物がある時期は別だ。ちなみに航空券も、この時期は、かなりお得感がある。ベストシーズンに比べると、日の出から日没までの時間は短いが、私のように基本夜出かけず、日中のみ活動タイプにはさほど問題ではない。

ホテルの場所選びは、移動の有る無し、到着及び出発の時間帯によっても変わってくるが、ここ数年は、駅前のホテルを選ぶことが多い。よく、駅前は治安が悪いといわれるが、これまでのところ昼間の人通りの多い時間なら特に危険なこともなく、むしろ便利さを感じている。もちろん、十分注意しながら行動している。

以前、4月下旬にミラノを訪れた時、駅前のホテルに3泊、次に地下鉄でミラノ中央駅から一駅のところにあるホテルに2泊したことがある。空港へ向かう日の朝は曇っていて、朝の6時前はまだ暗かった。そんな時間帯に、地下鉄を始発まで待って乗るよりも、駅までは徒歩でも10分足らずなので歩くことにした。

大通りに面しているとはいえ早朝の人通りがない道を、怪しい人はいないか、周囲に目を光らせながら駅まで歩いた時は、少しドキドキだった。これなら、わざわざホテルを変える必要がなかったと後悔した。

交差点の角部屋ながら、防音がしっかりしているのか、駅前のホテルに比べだいぶ静かであったが、食事無しでも、価格はだいぶ上回った。今だったら、ホテルを変えることは考えもしないが、もし変えるにしても、出発時間に合わせ、最後の日だけ駅前にするとか工夫すると思う。

但し、どこでも駅前がいいというわけではない。ポルトガルポルトのカンパニャン駅前などは、初めて降り立ったなら、その殺風景さにややたじろぐと思う。ホテルを探す時は、やはりホテル周辺の情報を極力調べた方が無難だ。

私のように、歩き回るよりホテルで過ごす時間が多い場合は、殊にホテルの立地は大事だ。初めての土地が、ホテル周辺の状況によって、印象がた落ちになることもある。また、寝るだけだからどこでもいいという人も、やはり、危険地帯は避けた方がいい。何かあったら、それこそ嫌な思い出にしかならない。

ともかく、旅する時は、その地が初めてでもそうでなくても、十分なリサーチのうえ、安全を踏まえ、自分の財布に合ったホテルを探すようにしたい。女性のひとり旅では、用心深いくらいで丁度良い。