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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

宮崎・西都ー木喰上人の仏像と本部うなぎ屋さん

旅・日本
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左が薬師如来 右が本尊の大日如来

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左が阿弥陀如来  右が釈迦如来

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宮崎3日目は、友人の案内で西都市へ。日向国分寺跡の一画には、木喰五智館があり、木喰上人の手による大きな仏像(楠の寄木造り)が五体ある。ここ日向国分寺は、江戸時代に木喰上人が再建したそうだ。しかし残念なことに、明治時代の廃仏棄釈で、今は跡地のみだ。仏像は、土地の人たちにより守られたという。これが残って、本当に良かった。

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つい先週見てきたばかりの、京都や奈良の威厳ある仏像に比べ、温かみがあって親しみやすく、観る者の心に、ほわっとした安心感が広がる仏さまたちだ。

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木喰五智館

お堂の前には何本もの梅の木があって、柔らかな春の陽を浴びている。絵本の1ページに紛れ込んだような、不思議な感覚。実に気持ちの良い場所で、日がな一日座っていたなら、仏さまたちも、日なたに出てきてくれそうな気さえする。とはいえ、まだ風が冷たいので、適当なところで退散。

次は、「本部うなぎ屋」さんで昼食だ。ここ西都には他に有名なうなぎ屋さんもあって、行列が絶えないようだが、ある方のブログを読み、ぜひここのうなぎを食べてみたいと思い、今回宮崎へ来る楽しみのひとつにしていた。

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まずはお椀の蓋を開けると、呉汁であった。初めて飲む呉汁だが、身体が温まる。大豆をすり潰したものを呉といい、それを入れた汁を呉汁というそうだ。うなぎにはお吸い物が決まりと思っていた私には、軽目のカルチャーショックであった。

続いてうなぎを頂く。友人が、この辺りのうなぎは、佐土原で養殖していると教えてくれたが、そういえば入り口のところに、本日は佐土原のうなぎと書いてあった。

タレはやや甘めだが、脂が乗ったまま焼いたうなぎは、ふっくらしてとても美味しい。私は、関東でしかうなぎを食べたことがないので、蒸さずに焼くうなぎは初めてだ。日頃、食はあっさり好みの私だが、寒いこの時期は、脂があるくらいで丁度良い。とはいえ、季節に依らず一年中食べたいお味だ。来た甲斐があったと嬉しくなる。

今回頂いたのは、1,950円のうな重であった。特は3,450円だったので躊躇してしまったが、次回はぜひと、今から心待ちにしている。

西都は凄い!!と感激すると、この地に生まれ育った友人からすれば、何もかもが普通のことと思えていたようで、逆にびっくりされてしまう。日本全国には、このように地元の人が気にもしないでいる素晴らしいところが、もっともっとあるのだろうなと思う。