照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

台湾・小籠包で夕食ーディエンシュイロウ

成田から4時間で、台湾桃園空港へ到着。午後3時半過ぎという時間帯は、丁度到着する便が多いのか入国審査は結構混んでいた。私の列が異様に時間がかかると思ったら、私も指紋認証で何度もやり直しだ。係官の、手を擦ってもう一度というジェスチャーのままやってみるが、上手くゆかず弱りきった頃、ようやくオッケーがでる。

私を待つ間に、両替を済ませ、シムカードも買った次男は、スイスイとバス乗り場まで行く。國光客運の窓口で券を購入してから、台北駅行きバス乗り場に並んで初めて、ああこのバス会社だったと思い出す。半年ぶりの台湾だが、まったくおのぼりさん状態だ。

それはバスを降りてからも同様で、ホテルまでの道もただ付いて行くだけだ。昼行灯の私は、だいぶ経ってから、またもや、ああそうだったと合点がゆく始末だ。今回は、駅近くのホテルにしたが、やはり便利だ。

ホテルにチェックインしてすぐ、すぐ近くの小籠包の店・ディエンシュイロウへ行く。前回は、注文して間もなく、調理器具に故障が生じたとかで、小籠包は食べられなかった。確か、高菜チャーハンと青菜を食べただけだ。

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蟹味噌小籠包

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葱餅

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エビと豆苗の炒め物

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小籠包

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ハムと野菜のチャーハン

今回は、小籠包と、蟹味噌入り小籠包に、エビと豆苗の炒め物に、ハムと野菜のチャーハンをお願いする。ビールは、なるべくその地の物をと、台湾ビールだ。前回、金色三麦以外のビールは、どこも薄く感じあまり好みではなかったが、今回はなぜか美味しい。次男も同意見だ。温度や湿度も関係しているのだろうか。

あの時は、店のビールだけが口に合わないのかと思い、コンビニでいろいろな国のビールを買って試してみたが、どれも日本で飲むのとは違うように感じられた。ギネスでさえ、台湾仕様かと思えた。舌が変になったのかと思った最終日、たまたま訪れたフェスティバル会場で、金色三麦に出合い、その美味しさに感激したのだが、何とも不思議だ。

最初に運ばれてきたのが、蟹味噌入り小籠包であったが、何とこれが美味しい。数少ない小籠包経験ではあるが、高位置にランクだ。熱々のスープを、レンゲの上で崩して頂く。割にあっさりとして上品な味に、ビールも忘れて、熱いうちにと箸が進む。但し、お値段も480元となかなかだ。ちなみに、小籠包はその半額くらいだ。お会計は、合計でほぼ2千元也。

今回の台湾は食べるのがメインのため、5泊6日にした。お腹には限りがあって、あれもこれも食べたいとなると、やや長めの滞在にするしかない。この店からホテルまでの間にも、大衆的な店が多数あって、こちらも試してみたいと俄然胃が張り切りだす。とりあえずは、明日からのお楽しみと、重たいお腹を抱えてホテルへ戻る。

でも食べ歩き旅なんて、これまでの私の旅にはなかったことだ。これも、経験への第一歩か。但し胃も身のうち、食べ過ぎは体調不良の元、油断は禁物だ。それにしても台湾、美味しい誘惑が多すぎる。