照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

台湾5日目・その2ー食べ歩き時々文化

f:id:teruhanomori:20160310124505j:image
行天宮

欣葉(シンエイ)で食事をした後は、MRT行天宮まで歩いて行き、ついでに行天宮の中に入ってみた。ここには関羽が祀られており、商売の神様ということで皆さん熱心にお参りしている。前の方で、お祓いしてもらっている人たちがいるので、私たちも列に並んでみた。

f:id:teruhanomori:20160310124556j:image
熱心にお祈りする人々

名前を聞かれたので、日本語で告げる。右肩の辺りから、手でなぞってくれているようだ。何がなんだかわからないが、終わると気持ちが良い。後で調べてみると、収驚といって、驚いたときに体から抜けた魂魄(こんぱく)を体に戻してくれているとのことだ。(台北ナビより)

そう言えば私は、故宮博物院で、白菜が分院のオープン記念に貸し出されていると知った途端、ガックリとしてしまっていた。いきなりスッキリしたのは、この収驚をしてもらったおかげかもしれない。日本語で言うところの「魂消た」という状態から、魂を元に収めてくれるという感じか?ともかく、丁度必要な時に良い場所に行き合わせたと、このタイミングの良さに嬉しくなる。

f:id:teruhanomori:20160310124706j:image

その後は、MRT松山機場近くの微熱山丘までパイナップルケーキを買いに行く。地下鉄の目の前が松山空港とは、ずいぶん便利だ。でも、今後はLCC比率が高くなる私が利用することは無さそうだ。残念。

f:id:teruhanomori:20160310124644j:image
微熱山丘 外観

f:id:teruhanomori:20160310124807j:image
試食のパイナップルケーキとお茶

日差しが強い中、15分位歩いてようやく到着。店内に案内されると、すかさずお茶と試食のパイナップルケーキ1個が出てくる気前の良さにびっくりする。ごゆっくりどうぞと、日本語で挨拶される。出張中の日本人サラリーマン2人連れも、何個入りにするか相談中だ。よほど日本人が多いのかもしれない。

f:id:teruhanomori:20160310124911j:image
パイナップルケーキの箱と綿の手提げ袋

パイナップル100%というだけあって、なかなか濃厚だ。10個入り(420元)と15個入り(620元)がある。手提げ袋も可愛い。

帰りはバス通りまで歩き、MRTの駅を経由する路線バスを探した。程なく、MRT国父記念館に停まるバスが来たので乗車する。暑い中、松山機場の駅へ戻るよりずいぶん楽だ。それに、国父記念館から台北までは乗り換え無しだ。

ホテルに戻り、2時間ほど休憩してから再び外に出る。お目当ての店で臭豆腐と麺線(ソーメンのような細い麺)を食べるが、どちらも30元と安い。但し、お腹に余裕がないので、それぞれ1個の注文だ。店の前では強烈な匂いを発していた臭豆腐だが、いざ口にするとそれほどでもない。

食べてから辺りを、ぐるっと一回りしてみる。ついでながら、今日で最後だと、葱餅一切れ(15元)と、京焼菓子(多分今川焼きが原型)の抹茶味(15元)も購入する。私も味見程度にかじらせてもらったが、思いの外甘み控えめで食べやすい。まだまだ試してみたい店もあるが、さすがに無理だ。本日はこれにて終了。翌日が早いので、部屋に戻る。