照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

台湾から帰国翌日は疲れと胃痛でダウン〜でも寝ていられる幸せを噛み締める

旅行から帰った翌日は、明方から胃が痛む。前日、自宅に辿り着きホッとした勢いで、いつもより沢山食べたり飲んだりしたのが裏目に出たようだ。洗濯やアイロン掛けを済ますと、しばらく横になっていたが妙に寒い。

 
念のため体温を測ると、38度5分と熱がある。風邪の兆候は全くないし、胃の痛みは、明らかに食べ過ぎに起因するものでウィルス性ではない。もしや疲れが原因かと思い調べてみると、驚いたことにそのようなこともあるようだ。私にとっては、初めての経験だ。
 
ともあれ、翌日は美容院に予約を入れているため、本日中に治したいと考え布団に入る。やはり、身体は相当疲れていたのだろう。若い人と一緒に行動するのは、予想以上に体力を使う。次男に言わせれば、あの程度は軽いということだが、毎日よく歩いた。自分一人だと、いかにゆるゆる旅であるかを改めて実感。この日は、うつらうつらと、午前中から翌日朝方まで良く眠る。
 
途中びっしょり汗をかいて着替えた後、少しの御飯に水たっぷりで、重湯風のお粥を作って食べた。僅かに塩が効いたお米のスープといった感じで、24時間ぶりの食事は、まさに胃の腑に沁み渡る。これほど美味しく感じるとは、自分でも意外だ。ご飯粒もよくよく噛んで胃に収めると、痛みもグンと和らぐ。
 
前日は、デパートの地下食品売り場で購入したあれこれを自宅で食べたのだが、台湾から帰った直後ということもあってか、妙に味が濃すぎる気がした。一口目は美味しいと思うのだが、次第に、強すぎる味付けが邪魔になってくる。最初あっさりと感じても、箸を進めるにつれて味わい深くなるというのが私は好みだ。
 
とは言うものの、朝から機内販売のビスコッティとナッツを少し食べたきりで、この日初めての食事だ。購入してきた全てを、ビールと一緒にすっかり胃に収めてしまった。疲れた身体には、多分それがいけなかったのだろう。また購入する時、自分の胃がどのような物に弱いか十分心得ているつもりであったが、ついつい目の誘惑に負けてしまった。旅行後は、数日間体調管理に気をつけるべしと反省。
 
それにしても昨夏など、月曜日の早朝羽田に着いて一度帰宅、シャワーを浴び洗濯を済ませてから出社したのだが、何の問題もなく1日を終えた。今回との違いは、何だろう。まさか半年で、体力がガタッと落ちたとも思えない。
 
今回の方が滞在日数は長いが、前回だって丸4日間、次男と一緒に目一杯動き回った。そして帰国便は深夜で、睡眠は飛行機の中で2時間だけと極端に少なかった。だが、仕事に行かなければという責任感で気が張っていたのか、その日ばかりか金曜日までの1週間を難なく乗り切った。ということは、人の気力も、案外条件次第かもしれない。
 
それにしても、仕事に行く必要がなければ、少々具合悪くても寝てればいいやという感じで、何とも呑気な心持ちになる。身体が求めるだけ十分な休息が取れるって、嬉しい。おかげで翌日には、熱も下がり胃も落ち着いた。