照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

歳がゆくほど自分を律し心は柔軟に

一昨日のヤフーニュースで、小学1年生にタバコのポイ捨てを注意された75歳の男性が、逆上して暴力を働いた記事を読んだが、これに類する例はあちこちにあるように思う。歳がゆくほど物事を達観して高潔になるどころか、逆に自分のことしか考えられなくなって、視野を狭めてゆく傾向が強まるのだろうか。

これでは、高齢の人を敬う気持ちなど湧くわけがない。まして、65歳以上がほぼ4人に一人という現状では、絶対数が多いのだから、ますます年寄りの身勝手さばかりが際立ってしまう。自分もやがてゆく道とはいえ、一括りに高齢者の仲間入りとなるのは、何だか嫌だなという気もしてくる。

しかし、避けられるものでもない。年齢と共に動作がゆっくりになるのは仕方ないとしても、公共の場での振る舞い方には、相当気をつけたねばと思う。以前も何度か言及したことがあるが、大先輩のTさんのように、できれば身体も心も、常に柔軟でいたい。

90歳過ぎのTさんは、今尚ママさんバレーの指導もしているのだが、身のこなしも頭の回転も早く、周囲に対する気配りも忘れない。服装も小ざっぱりとおしゃれだ。そんなTさんだから、どこでも大歓迎されるが、決してそれに甘えることはせず、自分を律している。

かつて同僚たちとも、目指せTさんを合言葉にしていたが、私にとっては、それがますます現実味を帯びてきた。Tさんのように、誰かを頼ることなどはなから考えず、覚悟を持って一人で生きてきた人はやはり素晴らしい。

高齢になっても、心掛け次第では、視野が狭まることもないという実例はまさに希望だ。自分は自分なりのやり方で行こうと、急に元気が湧いてくる。