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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

食べることは大事にしたい

食に関する本のタイトルに、「危ない・・」とか、「食べてはいけない・・」などの言葉を入れると、よく売れるという。以前ラジオで、フードファデズムについての話を聞いていた時のことだが、なるほどと頷く思いであった。私も本屋さんに行けば、その種の本につい目がいってしまう。ちなみにフードファデズムとは、(食品が健康に 与える影響を過大に信じること)だ。

食の安全に関して、高い関心を持つ人は多いのだな思っていたが、かたや、幼稚園のお弁当に冷凍食品禁止という話題に噛みつく人の多いことにも驚かされた。多少でもフードファデズム的傾向のある人なら、幼い子の食にこそ、より気を配るのではないかと思っていたので、何だか少し不思議な気がした。

しかしそこには、お弁当云々よりも、(母親の手作り)という言葉の裏に漂う、一方的に求められる良き母親像への反発があったのだと思う。また、手作りに励んでいる母親にとっても、上から押しつけられる感じは良い気がしない。

だが、園の方針に関しては、入園前の説明会で解るだろうから、同意できなければ選ばないだけだ。当事者のほとんどが納得しているのなら、外野からああだこうだ言うのもかなり変だ。

母親像はひとまず横に置いて食に的を絞って考えれば、手作りが良いとか冷凍食品がダメとかの議論以前に、食べることは生きることと捉え、もっと真剣に食と向き合った方が良いと思う。簡単レシピで検索すれば、今は短時間で済む調理法などどっさり出てくる。

家族があっても単身でも、手軽に、安くて美味しい物が家で食べられるなら最高だ。ちなみにスパゲッティなんて、フライパンだけであっと言う間にできてしまう。長男が独身の頃、テレビで見たとかいってやっていたが、こんなに簡単な方法あったんだと、まったく目からウロコであった。

時間がないと嘆く前に、いろいろ工夫しているうちに、料理自体が楽しくなってくること間違いなしだ。フードファデズムになってしまうのも困るが、自分の手で身体の喜ぶ物を作って、笑顔で食べたい。そんなことを、改めて考えさせられた一件であった。