照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

こんな面白い鳥いるんだー中南米に棲むタチヨタカ

タチヨタカって鳥はまるで作り物のようだ。左右に離れた、黄色の大きなギョロッとした目は何ともユーモラスで、強烈なインパクトがある。検索するといろいろな写真が出てくるが、そのどれもが、ふざけているのと、つい聞きたくなってしまうほどだ。タチヨタカとしては、多分、大真面目に違いない。

 
先日ラジオを聞いていたら、ベネズエラの問題について話している人がところどころに挟むタチヨタカという言葉に、よほど気になっていたようでアナウンサーがその都度、「そのタチヨタカってなあに」と聞いていた。いざ写真が出てきた途端、その場にいる人たち全員から、「わあ〜凄い鳥だ」と声があがった。気になった私も早速調べてみると、まさに「わあ〜!」という感じであった。
 
中南米に棲息している鳥ということだが、知らない人がほとんどだと思い、ついお知らせしたくなった次第。ぜひ画像検索して納得して頂きたい。きっとビックリで、鏡を見れば、自分の顔もタチヨタカになっているかもしれない。
 
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下手すぎてあまり似ていないがこんな感じ
白目の部分が鮮やかな黄色で瞳は黒 身体は灰色
2番目のタチヨタカは多分半分目を閉じている。
 
単に不細工なだけとも思われないが、しかし、どうしてこんな作り物みたいな面白ガオになったのだろう。ここには、何か自然界で生き延びる秘策が隠されているのだろうか。それとも、変顔とかブサイクとか思うのは人間だけであって、鳥類の世界ではまた評価が異なるのかもしれない。この鳥への興味が増してゆく。
 
でも鳥たちだって、人間を見て、どうしてこんな顔をしているのだろうと、密かに同情を持って眺めているのかもしれないな。もっとも人間同士だって、相手の顔を見ながら実は内心ではお互いに、自分の方が上とか思って安堵しているかも。
 
だけど、美の基準は人さまざま、鳥さまざま。タチヨタカの顔がマンガチックなどとは言ってられない。自分も、そう思われてることも頭に入れておかねば、ね。