照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

近隣住民が利用できる大学図書館は有難い

隣接区にある大学図書館で、1年有効のライブラリーカードを作ってもらった。区立図書館の共通利用カードと、住所を確認できるもの(免許証など)を持参、3cm角の証明写真に登録料1000円を添えて申請する。カードが出来上がるまで20分ほどということなので、新聞を閲覧しながら待っていたら、早く出来たからと、親切にも持ってきてくださった。

カードを受け取ってから、エレベーターで目指す4階まで行く。完成してからまだ数年の図書館内は広々としており、リラックスチェアもあちこちにたくさんある。隣とのスペースも考慮されており、目の前はガラス窓だ。日当たりの良い所では、瞑想に耽っているのか、寝ているのかわからないないが、全身を伸ばしてゆったりしている学生さんもいる。

机には隣との仕切りがあって、やはり公立図書館とは違って快適そうだ。これなら、横や前の席を気にせず勉強に没頭できる。それもそのはずで、図書館の案内によると、この階が一番静かで、勉強に集中できるエリアということだ。ドアからテラスへも出られるので、頭が疲れたり、身体が冷えてきたら、太陽の下で少し息抜きするのも良さそうだ。

卒業以降も大学の図書館を利用したいと考え、クレジットカードを大学のカードに切り替えたくらいだが、結局、未だ行かずじまいだ。いつか折を見てと思いはするものの、やはりわざわざ行くのは億劫だ。広尾にある都立中央図書館さえも、この頃はすっかりご無沙汰している。調べ物をするにしても、論文を書くとか大層な目的などないので、蔵書が限られていても、つい近くの図書館に足が向いてしまう。

そう考えると、近くに、近隣住民に解放してくれる大学図書館があるのは大変有難い。開館時間が8時半からと早く、日曜日も10時からだが、開館しているのは嬉しい。但し、大学図書館なので、7月と1月の試験期間中の各1カ月間と入試期間中は、近隣住民の利用は不可だが、それは特に困らない。また、閲覧のみならず貸し出しもしてくれるので、早速美術関連の本を借りてきた。

このサービスが始まってまだ2年半ということだが、大学には本当に感謝の思いだ。書架には、興味を惹かれる本がどっさりで、これからが楽しみだ。