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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

運動会の練習風景ー小学校で

子ども
散歩の途中小学校の側を通りかかると、校庭では運動会の練習の真っ最中であった。2年か3年生位の子どもたちが、4クラス合同の全体練習だ。

徒競走の練習では、「今日は練習なので、走り終わったら到着順ではなく、自分の番号の後ろについてください。」と、教師は声を張り上げて説明するがなかなかうまくいかない。みんなてんでんばらばらに座ってしまう。おまけに、全員が走り終えるまできちんとしていられず、ふざけ出す子もいる。

「高木さん」と大声で注意するも、当の高木さんの耳には入らなかったのか、更に「高木さん」とメガホンで呼びかける。ついには、「ふざけている場合ではありませんよ」と、教師はやや怒りモードでさえある。

その後も、整列するまでにはなかなか時間がかかる。次の退場の練習が、また一苦労だ。とんでもないところまで走って行ってしまう子たちを連れ戻して座らせたり、教師は大変だなと思いながらも、あまりの可笑しさに、その場から離れられずにいた。

次は踊りの練習であった。これは、退場に比べれば格段に難しそうで、さぞ手こずるだろうと思っていたが、最初こそ怪しかったものの、踊り始めたら案外スムーズであった。先生も心得たもので、「背筋を伸ばして顔を上げると、お家の人にも、どこにいるかすぐ見つけてもらえますよ」と言う。何度も練習を繰り返してきて、これが最終仕上げだったのかもしれない。先生も熱が入る。

踊りながら、ハイハイハイハイとか、チャチャチャチャとかの掛け声がいかにも楽しげだ。保育園児たちのお散歩で丁度通りかかった保母さんたちも、大型乳母車を押しながら、「何言ってるかわからないけど、ずいぶん楽しそうね」と、笑顔で校庭の方へ目を走らせていた。いくら耳を傾けても、確かに言葉ははっきり聞き取れない。だが、振り付け通りに踊れているようで、全体としてもまとまっている。これなら、お家の人の目も満足させられるだろうと、私までホッとしてしまう。

屋上では高学年のクラスが、手作りの扇子のような物を手に、応援の練習に余念がない。休み時間になっても続けている。校庭では、先ほどまで踊りの練習をしていた子どもたちも、走り回って遊んでいる。授業の時より更にパワフルだ。まったく子どもたちは、エネルギーに溢れているなと感心する。

休み時間の後もそのまま見ていたら、次の時間は高学年の子たちの徒競走であった。これはまったく静かなもので、先生の言葉などちっとも聞こえてこない。皆、きちんと座って頷いている。ようやく練習になると、「位置について、ピー(笛の音)」の繰り返しだ。さすが高学年は違うなと感心するものの、見ていても楽しさはないので、散歩に戻ることにした。多分今週末が運動会かな。どうぞ晴れますように!