照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

元都知事の「化粧の濃い大年増」発言に唖然とする

以前ツイッターで、「都知事選は罰ゲーか」というような投稿を見たが、候補者の顔ぶれにまったくと溜息が出る。その応援団にしても然りといったところだ。特に、小池百合子さんの対立候補を応援する元都知事とその息子には、まさに口あんぐりといった気分だ。

「化粧の濃い大年増には任せられない」との発言に、かつての都知事選に、不在者投票もする気が起きぬまま海外旅行へ出かけた事が思い出される。結果はどうであったかとホテルでテレビをつけても、報道すらされなかった。だがそれより少し後、中国の首相が日本を訪問している映像に、世界での東京の立ち位置なんて、こんなものかと唖然とした。

自分が票を投じたかどうかに関わりなく、こんな人を頭にいただいていた東京都民の民度の低さが、心底嘆かわしい。もちろん棄権した自分も、愚かなその都民の一人だ。

やがてその後を引き継いだ猪瀬直樹さんには、その著書からのイメージに、結構期待していた。だが、まさかの辞任劇に、ひとたび政治の世界に足を踏み入れたら、高邁な精神などたちまち消え去ってしまうのだと思い知らされた。今回の都知事選に乗じて、都議会のドンと呼ばれる人へのツイッターでの攻撃も、ご自身のカッコ悪いドタバタを思えば、ちょっとなあと首を傾げさせる。

もっとも他の候補者だって、あまりのピントのズレに、これは週刊誌のターゲットになる以前の問題だと暗澹としてくる。

ところで、「"都議会のドン"が役員の会社 五輪施設を逆転受注」という7/27付け週刊文春WEB版の記事、もし事実なら一番腹立たしい問題だ。都民のことなどそっちのけで、利権にばかりに群がる政治家がまかり通る都議会こそ正されるべきだ。それができる人が、今都知事として待たれているのだが・・・。一体どこにいるのだろう?

(東京に暮らす細民など知ったことか、上がってくる税金にしか関心はないわい)と、心の奥で呟く議員など蹴散らしてくれ!と、切に望む。

でもそれは、甘ちゃんの寝言に過ぎないのだろうか?