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照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

都知事選のユニークすぎる立候補者武井さんって?

木曜日のTBSラジオ・ディキャッチで、フリーランスライター畠山理仁さんの「都知事選インディーズ」という、メディアに取り上げられなかった独立系立候補者の話が面白かった。

とりわけ、「ギリギリ」がキーワードの武井直子さんはユニークだ。立候補届け出締め切りの8分前に、選挙管理委員会に駆け込んだという。掲載文の提出が遅れ選挙公報に掲載されなかったのだが、その理由というのが、公約が多すぎて選びきれなかったという。ご本人いわく、全て書いたら、見出しだけで本一冊くらいになるそうだ。

次いでポスターは、1万5千枚印刷したが、自分が貼って回れたのは5枚だけで、ボランティアを申し出てくれた人のを入れても、100枚くらいという。キャスターが、残りはどうなったのでしょうと聞くと畠山さんは、「自宅にあるのでしょう。僕も1枚渡されました」とおっしゃる。

街頭演説をやるのは、7月30日最終日のたった一度のみということで、朝8時に新橋・機関車広場前で待ち合わせをしたが、いくら待っても現れない。すっぽかされたかなと思っていたら、武井さんに密着取材しているテレビ局の人から畠山さんの携帯にメールが入った。

「待ち合わせ時間は過ぎていますが、まだ自宅です。武井さんのお母さんが、部屋の中で拡声器を使って早く来るように呼びかけているのですが、まだ玄関に現れていないので遅れます」という内容だ。それを聞いたキャスターが、「部屋の中で拡声器ですか!」、それにはこちらも、お母さんも変わった方なのかと、いきなりマンガのアイディアが浮かんでくる。

ようやく新橋にやってきた武井さんは、マイクも拡声器も使わず、目の前にいたサラリーマンらしき人に向かって、マンツーマンで演説をされたそうだ。そして、演説を聞いていたそのたった一人の方に、貼って下さいとポスターを手渡したという。

ちなみに、得票数は4605票ということなので、供託金300万円は没収だ。今回都知事選への立候補は、過去最多の21名ということだが、票獲得が武井さんより少ない方が6名ほどいらっしゃる。皆さんそれぞれ都政への思いがあって、供託金が無駄になるのも覚悟で立候補されたのだろうが、その情熱は何なのか。

中には、明確に、ある目的達成の足掛かりとしての第一歩という方もおられるようだが、他の場合は正直よくわからない。この番組では、もう一人の方についても取り上げていたが、その方の主張も、どうにもよく見えてこない。

それにしても武井さん、どんな方なのか興味が湧いてくる。ちなみに昨年、千葉県議会にも立候補して落選している。その時の供託金は60万円だ。

自分が政治に抱いている熱き思いを、もっと人に解らせる工夫があったら、支持が広がるかもしれない。畠山さんによると、(塾講師としては優れた方らしい)とのことだが、ご自分の理想に向かっては、計画がかなりゆるすぎたのではないだろうか?余計な御世話かな。