照る葉の森から

旅や日常での出会いを、スケッチするように綴ります。それは絵であり人であり、etc・・・。その時々で心に残った事を、私の一枚として切り取ります。

アンデスメロンという名前は「安心ですメロン」からってご存知でしたか?

アンデスメロンという名前は、「安心です」を縮めたものと聞きビックリ!今回の話題は何についてかなと、NHKラジオの土曜日早朝の番組を楽しみに待っていたらメロンであった。いきなり名前の由来に驚くアナウンサー同様、私も驚いた。

ちょっと調べたら、

"栽培しやすいことから、「作って安心」「売って安心」「買って安心」より「安心ですメロン」というネーミングで売り出す予定であった。しかし、名前にセンスがないとのことから、略して「アンデスメロン」となった。(開発元である株式会社サカタのタネへの取材から、メロンは芯をとって食べるので、当初の「あんしんですメロン」から「しん」を取り「あんですメロン」と名付けたとの正式な発言があった。"(Wikipediaより)

ネーミングは大事だなと思う。「安心ですメロン」よりは、「アンデスメロン」の方が、アンデスを連想してイメージが高まる。それに、安心ですと言われると、「ホントかな」とむしろ懐疑的になりかねない。人は、案外天邪鬼なものだ。

開発元の種苗会社でも、真剣にあれこれ模索した様子が浮かんで微笑ましい。でも、メロンは「しん」を取って食べるから、「あんしんですメロン」からも「しん」を取ったというのは、本当だろうけれど、ちょっとこじつけめいて聞こえる。

ところで、マスクメロンは、maskではなくmuskというのも初耳であった。編み目模様からついたmaskとばかり思っていたが、その素晴らしい香りから、麝香を意味するmuskという名前がつけられたそうだ。

箱に入って高いところに置かれている高級メロンからは、ツタンカーメンの黄金のマスクさえ連想されてしまう。疑いようもなくmaskとばかり思っていたが、知らないことがいっぱいあるものだ。おまけに、アールスメロンがマスクメロンというのも初めて知った。高級メロンには、とんと縁がなさ過ぎる故か。

果物によらず、これからはネーミングにも注意を払って買い物してみよう。生産者の思いを想像してみるのも、結構いい考えかもしれない。

ふと思いついて、子どもの頃インドリンゴというのもあったなと調べてみたら、なんと、アメリカ・インディアナ州から渡来したという。インドとは無関係だった。これには「インド人もビックリ」(昔あったカレーのCM)だ。ちなみに、今インドリンゴに近い品種は王林のようだ。